2008年8月16日

機械じゃできない

なんでもかんでもCAD、CAD、CAD。

ぜんぶ機械化、自動化。

人間排除。

 

だって人件費が一番高いから。

簡単な作業だろうと、1000個商品があったら1000倍だから。

 

完全な機械化。

それを目指している。

 

でも、機械じゃできないことがある。

http://park7.wakwak.com/~maika/sub7.html

 

工業製品の代表みたいな自動車。

だが修理は人の手なのだ。

 

擦ったり事故ったりした形はみんな違っていて。

直すのは機械じゃできない。

 

交換すれば済む話だが、それこそ無駄ではないか。

たぶん環境保護に反する。

 

板金のことはよく知らないけれど。

溶接とかさ。

 

ジュエリーと何が違うのか。

 

溶接は、ロウ付けみたいなもの。

打ち出しは、鍛金みたいなもの。

コンパウンドの磨きは、青棒だろ。

バフ仕上げは、そっくりそのまま。

塗装は美しさ(あと防錆。

 

職人に未来はある。

価値のある仕事だ。

 

その高い技術をもってして。

何を作るのか、何ができるのか。

考えればいい。

 

CADに仕事がとられるなんてことは無い。

人間のする仕事にこそ、最も高い対価が支払われるべき。

 

機械ができることは全部機械がやればいい。

無駄なコストを究極まで削り。

その分を人件費に回せ。

 

人間こそが真に価値のある存在だから。

 

人件費はコストじゃない。

先行投資だよ。

 

機械のために人があるんじゃない。

人のために機械があるのだ。

 

人は幸せになるために生きている。

 

悲しんでいる人間。

苦しんでいる人間。

技術をもって、それを救えるだろうか。

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