2009年2月17日

ネットの匿名性について

長々と妙なことを書いてしまった。
少し後悔してる。

 

 

議題。
海外では大多数だと言われる。

「ネットに顔を出すこと」
「ネットに本名を出すこと」

 

結論。

前者は賛成。
後者は反対。

 

「ネットに顔を出すこと」

まず、町を歩くときに顔を隠すだろうか。
NOだ。

外用の顔をして外を歩く。
誰に見られても恥ずかしくないように。
よって、ネットに自分の顔が出ていても問題は無いはずだ。

同様の理由で公共の場での監視カメラには肯定派である。

さらに言うと。
ネットにおける顔写真など、いくらでも捏造ができる。
フォトショで弄り放題だ。
すなわち、あなたの思っているほど重大な問題は起こりえない。

裸の体に貼り付けて遊ばれるかもしれないが、よほど素晴らしい顔でない限り、すぐに飽きられるだろう。

少し前からGoogleのストリートビューが問題になっているが。

あなたの家は、そんな恥ずかしい外見をしているのか?
少なからず、人様に見られてもいい外見をしていて。
その上で表札を出しているはずだ。

 

 

「ネットに本名を出すこと」

なぜ反対なのか。

××会社の××社長の記事。
「今年は大型乗用車を増産しようと思う」

そこに本名で「ばっかじゃねーの」と反論できるだろうか。
NOだ。

一般人は意見する場を失い。
社長はユーザーの声を失う。

匿名であるからこそ、玉石混交の声を聞くことができるのだ。

そもそも、名乗った名前が本当であるか判らない。
嘘の名前などペンネームと変わらない。
本名を使ったら現実と交差して混乱が生じる。
詐称や名誉毀損が横行し、結局現在の状態に回帰するように思う。

 

もう一つの理由。
それは「もう1人の私」を作れなくなるから。
ネット上に存在する「ふょさん」はリアルには存在しない。

私がデジタルネイティブではないから、このような考えになるのだろうか。

ネットとリアルは別世界である。
上記と被ってしまうが、匿名だからこそできることがある。
匿名だとしても個人として存在し、意見交換もできる。

しかもだ。
都合が悪くなればウィンドウを閉じることができる。
それこそネットの手軽さであり、快適さであり、便所の落書きと言われる信憑性の無さである。

 

顔を出して本名を出さない。
芸能人と同じ。
芸能人はそれで不便だろうか。
よほど有名でなければ山手線に乗れないなんて事態にはならない。

顔写真とペンネーム。
これだけなら欠点より利点のほうが多いと思う。

「利点」については、そこらへんの書籍を参照してください

 

 

以上。
長々とお読み頂きありがとうございました。

 

追記。
「具現化師ふょさん」はネット上の存在で、リアルには代わりとなる個人が存在します。
両者は別のものですが、同じ人物として考えて貰って結構です。
矛盾しているようですが、別にいいです。

あなたにもある筈です。
「営業部××さん」
「○○君のパパ」
同一人物の複数の顔が。

 

複数の顔を持つことは楽しいでしょう?
ネットは楽しい場であって欲しいのです。

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