2010年10月2日

システムの敗北

手法とかツールとか。
(ソフトとかプログラムとか)
確かに効率アップはできる。

でもそれは道具に過ぎない。
バカとハサミはなんとやらで。

早く綺麗に切るためのハサミは道具。
早く快適に移動するための自動車も道具。

大事なのは使う人。

 

身をもって知った。

CADを使えても、プログラムができても、職人でもデザイナーでも。

食える人は食える。
食えない人は食えない。

道具の良し悪しや、使える使えないの話ではない。

CADが使えれば食える×
大学に行けば食える×
会計士だろうが弁護士だろうが医者だろうが同じ。

 

別の何か。

 

カワイイかどうかの区別は何か。
熟練かどうかの区別は何か。
慣れたかどうかの区別は何か。
ステキかどうかの区別は何か。

 

区別できない。
数値化できない。
結果論でしかない。

売れた→カワイイから売れた。
これは有りかもしれないが。

カワイイ→これは売れる。
これは無しだ。

 

その判断はだれがするのか。

結局、人。
数値化できないから機械にはできない。

百戦錬磨の販売営業マーケテイングのプロが行って。
初めて判断ができる。

 

百戦錬磨?プロ?熟練?慣れ?
それもまた数値化できない。

経験年数?案件数?売上?
それすらあてにならない。

 

人間はマニュアルで教育できるほど単純ではない。
ハエ一匹作れない人間の科学など。
到底、人間の気持ちなど理解できない。

 

最新のテクノロジーは。
古い古い熟練の技で成り立っている。

 

システム。
私はオマエを過信しすぎたようだ。
これ以上、愛することはできない。
お別れだ。

 

近道は無い。
一歩ずつ進むしかない。

全力で走れ。
走りながら考えろ。

いつかはきっと光が見えるから。

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