3Dプリンタの造形品を見て、まず思うこと。
チョコレートをデコレーションするように、溶けた樹脂を積み上げる。
FDM=Fused Deposition Modeling
融解積層造形といいます。
積み上げるので、段々ができてしまいます。
もっと細かく、ツルツルに作れないの?という声をよく聞きます。
そういう機種もあります。
しかし、百万円以上するようなものです。
造形を外注に出した場合、造形時間=料金です。
そして、細かく作るほどに時間がかかり、高価になります。
ですから、アナログで仕上げる方法を探すのが現実的です。
注)研究途中です。
ご意見ご感想、情報求む。
案1「削る」
これ、ダメなんです。
FDMは、ひも状の材料を積み上げているのでモデルの内側まで積層があります。
なので、削っても内側から段々が出てきてしまい、綺麗になりません。
案2「埋める」
これは試していません。
パテや接着剤や塗料を盛って、その後に磨きます。
盛った部分は元の材料とは違いますので、塗装したり型原型にしたりするには使えそうです。
今回、造形品をそのまま完成品にしたいので、これは見送りました。
案3「薬品で溶かす」
まず、RepRapの材料は二種類あります。
PLAとABSです。
ABSはアセトンで溶かせるらしいですが。
私のはPLAなので、100%のアセトンを試しましたが溶けませんでした。
ネイル除光液、洗浄液、薄め液。
それらしいのを集めてみましたが、効果なし。
ウィキペディアにはクロロホルムとか書いてありましたが、身近に無さそうなので却下。
結論、PLAは溶けない。
案4「熱で溶かす」
30Wのハンダゴテで表面を慣らしてみました。
ヤニが付いていたのではなく、温度が高すぎて焦げています。
なので、パワーコントローラーを使用しました。
その後、ヤスリで磨けばこうなります。
(写真はABS用接着剤を試験的に塗っています)
現状、これが有力と考え、これから実用に耐えるかを試します。
(ABSに変えるって手段もあるけど)
手法が確立したら、続きを書こうと思います。
続く。
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