2019年1月4日

人の欲求と産業

昨日の記事で挙げた「やりたい」「できる」「役に立つ」について。

今日は「役に立つ」について深掘りしてみる。

ネット検索をしていて出てきたのは「欲求」だ。

自分の欲求は「やりたい」であるし、他人の欲求は「役に立つ」だ。

 

マズローの欲求段階説は有名だけれど、他にも色々ある。

例えば、人間の三大欲求「食欲」「性欲」「睡眠欲」

例えば、七つの大罪「傲慢」「強欲」「嫉妬」「憤怒」「色欲」「食欲」「怠惰」

 

ネット検索だけでも、下記のようなものが出てきた。

6つのモチベーション

6ヒューマンニーズ

ライフフォース8

セカンドフォース9

マレーの社会的欲求リスト

 

正確なところは素人が一朝一夕に判るものではないので。

ここでは私なりの解釈をしてみる。

まず、上記全ての項目を足し合わせ(重複は削除)マズローの欲求段階説に分類してみた。

image

変更点1

「自由・利便・娯楽・快適さ」を追加した。

生理的に必ず必要ではないが、社会的なものでもない。

もしくは、両方に属する項目だ。

 

変更点2

所属と承認を同じ項目とした。

どちらも他者との関係に属するもので「ここにいてもよい」というのは所属の承認であるからだ。

 

考察1

この中で、所属と承認に関する割合が一番多い。

愛されたいとか、尊敬されたいとか、競争に勝ちたいといった内容だ。

ここの項目が増える理由は、反対の内容が含まれるからだ。

例えば「支配したい(されたい)」「尊敬したい(されたい)」といった逆の需要があり、互いに需要と供給になっている。

その点が「食欲」のようにパイを取り合う項目とは異なる。

 

考察2

生理的欲求、安全欲求を一次産業。
安全欲求、自由・利便・娯楽・快適さを二次産業。
所属、承認、自己実現を三次産業の役割と分類した。

食品は農業の役割だし、住宅や家電は二次産業、教育は三次産業といった具合だ。

マズローの欲求段階説に沿って、生理的欲求を満たしたあとに徐々に高次の欲求を求めるようになっていく。

それは、先に一次産業が効率化し、次に二次産業が効率化し、現在の先進国は三次産業に従事する人口比率が高いといった産業構造と合致するのではないか。

 

もちろんこれらの分類に明確な線引きは無く。

例えば「娯楽」は無くても生きられるが、猫のような動物でも毛玉で遊んだりするから、生理的欲求かもしれない。

例えば「成長」より「承認」のほうが高次な気がするが、自己表現や創造という意味では「成長」は「承認」よりも高次な気もする。

産業に当てはめたときも、農作物の生産だけなら一次産業だが、対面販売や村おこしのようなイベントを開催すれば三次産業にすることができる。

 

まとめ。

こうして見てみると、生理的欲求だけなら単純だが、高次の欲求を求めることで、様々なニーズが生まれていることが判る。

ロボットなら、生理的欲求、安全欲求までしかない。(電源の確保、メンテナンス、壊れないようにすること)

仕事は人だとか、人口減は困るとか、そういった台詞の根拠はこのあたりにあるのではないか。

自分がなぜ満たされないと感じるのか。人のニーズは何なのか。

ヒントがあるのではないかと思う。

そしてこの先、承認欲求が満たされた後に、さらに高次の欲求を求めるようになった場合。

例えば、YouTuberやアーティストのように創造や表現が主になる産業が中心となる、万人が作り手になる産業構造に変化する日が来るかもしれない。

0 件のコメント: