2019年4月15日

技術書典に見る時代の変化

技術書典というイベントに行ってきました。

https://techbookfest.org/

 

端的に言うと、技術に関する同人誌がたくさん売られているイベント。

プログラミング、ネットワーク、IoTなどなど。

想像以上に面白いイベントだった。

 

さて、私は機械設計をしているエンジニアだ。

イベントの中で機械系の本はほとんど無く、残念に思った。

(Pythonで流体解析をやる本は買いました)

ちょっと待った。

技術書典は技術書全般を扱っているはずだ。

それなのに機械系がほとんど無いとはどういうことだ。

もしかして、機械系エンジニアは流行っていないのか!?

 

帰りにジュンク堂書店に寄った。

6階が「医学・コンピュータ」

7階が「農業・獣医学・生物学・自然地球学・地球科学・数学・物理学・化学・化学工学・電気・機械・建築・土木・環境」

要するに。

機械のコーナーはコンピュータのコーナーに比べて圧倒的に小さい。

もしかして、機械系エンジニアは流行っていないのか!?

 

私が社会人になった2004年には、IT分野はそんなに大きくなかったように記憶している。

モノづくりだの自動車だのと言われて、物を作る工場に就職した。

自動車のような、物、物、物。

それが当たり前の常識としてずっと過ごしてきた。

 

それが、いつの間にか物の時代は終わっていた。

※もちろん日本は自動車産業で成り立っていると言って過言ではないし、建築土木だって巨大産業であることは言うまでもない。

 

しかしながら、一生勉強と言われているエンジニアが技術書典に行って。

見るもののほぼ全てが理解できないというこの現実。

 

自動車メーカーの求人を見たことがある。

募集内容は、自動運転とネットワーク技術者だった。

自動車でさえも、単なる物体とは異なる存在になっている。

 

俺はどうやら凄く時代遅れらしいぞ。

 

ヤバイ。

とても危機感を感じた。

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