2022年4月25日

笑顔を作るなんて気持ち悪い

楽しいから笑顔になるんじゃない。
笑顔を作るから楽しいんだ。
 
そんなわけあるか。
実に気持ちの悪い考え方だ。
店員や営業マンやホテルマンが笑顔を作るとき。
非常に気持ち悪いと思っていた。
 
だが、その考え方を改めるときが来た。
笑うには筋肉が必要であり、笑顔とはストレッチである。
体操をする、背伸びをする、そこに感情は必要ない。
笑顔も同じだ。
楽しいとか悲しいという感情は必要ない。
単に、顔の筋肉を伸ばすストレッチである。
 
野球とサッカーでは必要な筋肉が違う。
日本語と中国語では、話すのに必要な顔の筋肉が違う。
同様に、笑顔を作るのもストレッチであり、筋肉をほぐすものだ。
そう思えば気持ち悪さは無い。
 
もう一つ気付きがあった。
「私は内面を無理強いすることが大嫌いである。」
笑顔を作れとか、楽しそうに話せとか、他人に興味を持てみたいな。
そういう、内面から出る感情に他人が手を加えようとすることが。
非常に嫌いである。
だから、笑顔を作れという台詞に反吐が出るほど嫌悪感を抱いたのだ。
それは他人が口出ししていい事柄じゃない。
 
笑顔を作ったら楽しくなるなんて思わない。
だが、笑うために必要な筋肉を失くすのは惜しいと思わないだろうか。
いざ楽しいことがあったときに、笑う筋肉があって欲しいと思わないだろうか。
笑顔とはストレットである。
 
私は毎朝、背伸びをして同時に笑顔を作っている。

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