そんなもの判らない。
だが考えることは無意味ではない。
まず断っておく。
ここでは「デザインの定義」を商品全体のことを指す。
ザックリと素材、加工方法、販売方法など。
「見た目」だけを指している訳ではないことをご注意いただきたい。
仮に価値=価格だとする。
最高級品=最高のデザインとなる。
最高級品=オーダーメイドである。
1人1人のユーザーのニーズに合わせた商品。
それこそが最高のデザインである。
ニーズ=喜び=価格である。
喜びに対して金銭を払う。
決して材料費や工賃に金銭を払っているわけではない。
ピカソの絵の価格は、絵の具とキャンパス代だけではない。
そこで1つの疑問が生まれる。
オーダーメイド商品はコンテストで入賞できるか?
答えはNOだろう。
オーダーメイド商品は万人受けするものではない。
審査員に対してオーダーメイドすれば可能だろうが。
それは審査員の主観だ。
まぁありえないことだと思う。
ではもう1つの疑問。
コンテスト優勝作品は売れるのか?
これもNOだろう。
コンテストで優勝したという事実はプラスに働くだろうが。
利益や売り上げ個数で優勝できるわけではない。
「優勝作品」が欲しいというニーズはあるかもしれない。
だがそれは「審査員のオススメ商品」であり。
「有名人が使っている商品」が欲しいというのに似ている。
オーダーメイドでは逆に叶えられないニーズである。
自己満足を求めて、売れない商品を作るのか。
利益を求めて、デザイナーの個性を無視するのか。
どちらも正解であり不正解である。
「何を求めるのか」によって回答は変わってくる。
その回答は無数にある。
コンテストに優勝したか否かなど。
無数の回答の1つでしかないのだろう。
最高のデザインとはエンドユーザーが選ぶもの。
私はそう思う。
村上隆の作品は数千万で落札された。
欲しい人間が多いからオークションで高値が付いたのだ。
「価値=価格」だと思う。
そして売れない商品は求められていない。
ニーズが無いということだ。
ニーズを満たせるもの。
喜びを満たせるもの。
そこに価値がある。
「今年は赤が流行ります。赤を作りましょう」
メーカーやマスコミが作った偽者の流行ではないか。
「貴金属でなければジュエリーじゃありません」
低価格な異素材を好むユーザーを無視していないか。
不景気で金が無いのは判っているのだから。
そのニーズに合わせるべき。
樹脂やガラスを加工できない業者は仕事が減るかもしれない。
「多数の一般人」と「少数の富裕層」
どちらが多くの利益をもたらしてくれるかは別の話であるが。
そのようなことを知ればいい。
それもまた無数の回答の1つ。
あぁえーと。
「作れば作るだけ売れた」
その時代に私は小学生になってません。
目的は人の喜び。
回答は無数。
正解は無い。
ここから先は実践しなければ判りませんね。
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