2008年12月30日

聞いた話

知り合いの音楽家の話。

「上手い下手や技術などというものは2割程度のもので、残りの8割が個性だ。しかし、その2割は無くてはならないもので、必ず経由しなければならない」

 

村上隆の本で読んだ話。

「海外での芸術はガチガチのルールの上にある。日本のそれはルール外にあるから相手にされない」

 

表現の自由は根本にあるだろうが、全体の2割にガチガチのルールがある。

それがテクノロジーだとかエンジニアリングの域なのかもしれない。

 

ヨーロッパの工業製品が高くて使いにくいのに、日本のそれよりも憧れの対象となるのはその8割が勝っているからだろう。

日本の工業製品は9割がテクノロジーでできているのかもしれない。

 

これらから推測する点は。

技術がどうのと言っている時点で。

私自身、まだ最初の2割であるガチガチのルールの域すら脱していないということである。

 

スタートラインにすら立っていない。

早くこのルールの域を脱して、開放された世界を体験してみたいものだ。

そしてその体験を、たくさんの人と共有できるようになりたい。

今はそのために、テクノロジーに徹しよう。

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