2009年4月21日

価格

光造形装置がなんと500万以下で!
などと聞いた覚えがある。

 

大量生産の工業製品でなくともCADを使用できるようになった。
RPの利用領域が広がっている。

携帯電話がある程度小さくなった時点で、爆発的に普及したのに似ている。
安くなったことで、今までと違った使い方ができるようになった。

 

が、正直まだ高すぎる。

 

パソコン、ケータイ、デジカメ、プリンター。
個人が持つには10万以下。

彫金やプラモデルなどで言えば、数万円のリューターやエアーブラシ。
揃えるのは、結構なマニアだけである。
一般的な理解はあまり無い。

1万円のShadeでさえ、使えるのか判らないソフトを買うのは敷居が高い。

 

ネットに浸っていると、情報やソフトが無料で手に入ってしまう。

iTunesで300円のソフト、月額300円の携帯アプリ。
それすら抵抗があった。
未だに、有料化されたPodCastは聴いたことが無い。

 

業者向け、富裕層向けに展開されているビジネスモデル。
私などから見ると、ずいぶんと遠い世界のように見える。

 

ネットは儲からない。
そういうイメージが強い。
だからこそ、試行錯誤を続けている途中であろう。

 

PCで使うのはマイクロソフトオフィスか、YouTubeくらいなもの。
CADなど一般に理解されるのはずいぶん先。
あるいは永久に理解されないかもしれない。
C言語が判らないのと同じようなもの。

 

ネットはオープンでフラットかもしれないが

突き詰められたピラミッドの先端は、狭い世界。
ロングテールの先っぽ。

同類が集まりやすくなっただけで、過去で言うオタクと大して変わりは無い。

「理解される」というのは過度な期待なような気がする。

 

価格はその中の1つのファクターではあるが。
無料でもプログラムは組めるのだから。

 

…ああそうか。

「高い」などと言っているのは言い訳。
やらない理由を探しているだけだったようだ。

自分で書いていて気付いたよ。

0 件のコメント: