2010年2月6日

パラメトリックなジュエリーの作成

ええと。
ネタなので本気にしないでください。

工業CADなどですと、パラメトリックっていうのは結構重要なんですね。

例えば、数値Aは数値Bの半分じゃなきゃいけない。
Aを変更するとBも自動的に追従して変更される。

というものです。

逆にCGやデザインCADでは寸法はそれほど重要ではないので、そんなことはしません。

パラメトリックモデリングが行えるCADには、例えば「履歴」という機能があったりします。

能書きはいいからモノを見せろ。

こちらのリング。22号です。
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パラメーターを変更して10号にしました。
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この際、石座の位置が自動的に変更されています。

リングサイズの半分=石座の底面の位置。
という数式を入れているからです。

このCADではできませんが、数値Aが10以下になった場合、数値Bは2に変更される。などということもできます。

ExcelVBAのif文と同じで、プログラムの域です。

具象では使いませんが、このようなデザインなら可能です。
マリッジリングなどでは役立つかもしれません。

エンゲージリングの号数によって石座の数が変わるとか。

もちろんこれだけで完結するのではなく。

デザインされたものを取り込んで、数値で号数を決める。
号数を決められたものをベースに、デザインを始める。

といったことができるのではないでしょうか。

爪の本数を変えたり、腕の断面を変更したりもできます。
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もちろんパラメトリックには弱点もあります。
勝手に数値が変更される。というのが問題になったり、数値が矛盾してエラーになるケースです。

なので、パラメトリックをヨシとするか否かは意見が分かれるようです。

間違いなく言えるのは、パラメトリックは後から編集することを前提に作らなければならないので、通常のモデリングより工数がかかります。

某CADでは、このように変更できることで「CADデータ=資産」のような考え方をするそうです。

高いCADを使ったり、高い技量を持った人を雇うというのはそういう所につながるのかもしれません。

余談ですが。

高いCADを使っていると、それに見合った結果を求められます。
やだやだ。

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