手作りとCAD

手作りだからイイ。
CADだからイイ。
ジュエリーの世界では、そういう声があった。

 

手作りの温かさ。
PCが無くてもできる。
CADは機械っぽい。

 

工業CADを扱っている今、そういう声はどこにも無い。

 

具体的に。
手作りのメリットデメリット。
CADのメリットデメリット。

それを数字で表すとどうなるか。

 

原型制作の時間が、何％早くなる。
作り直しが、何％減る。
設備のメンテナンス代が、何％減る。
営業成績が、何％増える。
ホームページの訪問数が、何％増える。

 

たくさんの要素を、トータルで加味して。
手作りかCADか。

 

これは私の意見だが。
手作りだかCADだかなんていうことに。

客は興味がない。
（私のような変態は除く）

 

あなたに尋ねる。
今持っている携帯電話の作り方に興味があるのか？

金型がどういう構造なのか思いを巡らせるのか？
電子基板を手作業で組み立てていたら嬉しいと思うのか？

 

CADだから凄い。
手作りだから凄い。
そんなことはどうでもいい。

 

「私の友人が作ったんだよ！」
それは特別な要素であるに違いない。
手作りだCADだのというのは、それとは違う。

 

手作り原理主義でもCAD原理主義でもない。
メリットがあるから使う。

ただそれだけ。

 

さて、それでは。

時間は有限です。
あなたはどちらを学びますか？
選択肢は２つではありませんが。
何を学んだら、飯が食えると思いますか？

そんなことが判ったら、神様です。