2012年7月8日

盛ったり削ったり

3Dプリンタには二種類ある。

何も無い所に盛りつけていく積層。
塊から削り出していく切削。

 

積層の利点は、形状に制限が少なく。
切削利点は、精度が高い。
その逆が欠点になる。

 

10万程度の安価な3Dプリンターの場合。

積層は、表面がガタガタで、仕上げ無しではとても使えない。
切削は、高さのあるものの場合、非常に時間がかかり、無理に早くするとエンドミルを破損して非常に高くつく。

 

双方の欠点を相殺できないだろうか。

 

おおまかな形状を積層し、その後に切削すれば。
最低限の切削で、高精度の造形物ができるのではないか。

 

Twitterでその旨をつぶやいたところ。
すでに先駆者がいらっしゃったようで。
しかもそんな難しくないとの噂が。

 

なんとぉ早速試すべー。
ということで、切削機にワックスペンを取り付ける案。

image

 

パイプから自作した。
この先端から、溶けたワックスが滴るわけさ。
IMG_0096 

んだけれども、ブロックワックス(紫)では粘度が高過ぎて流れず。
サラサラ流れるにはインジェクションワックスが良いのではと思うが。
あれは切削しにくいのでどうなるか。

 

今ここ。

 

どうしたら思い通りに流れるか、削れるか。
考えて判るものではない。
だからやるしかない。

OOでできます。という情報は重要だが。
それだけで上手くいくほど甘くはない。

ならば試してみればいい。

 

コンビニに並んでいるスナック菓子は、一つにつき1000種類の試作品を作るそうだ。
その中の一つが店頭に並び。
それでも、ほとんどがすぐに姿を消す。

 

何が悪いのなんだのと言っている暇があるのなら。
さっさと次を作れば良い。

 

小学生の粘土遊びで構わない。
作って作って作りまくることこそが。

 

モノづくり。

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