2012年8月26日

【書籍】第三次産業革命

先日書いた記事はまるっと根拠の無い妄想だが。
逆に言えば、どこからの受け売りでもない。
純粋な私の意見。

 

今日は、この本を読んでみたよ。

 

複数の視点から見ていて、個人的にかなり好きなんだけれど。
正直なところ難しい。
背伸びして読んでみたよ。

 

第三次産業革命は「水平型」

再生可能エネルギーで動く世界。
無数の建物が発電所になり、自動車に充電でき、電力を共有する。
一般的なスマートグリッドの話。

財産の概念が代わる。
所有ではなく共有。
空気のような公共財産と考え、重要なのはアクセス権。
所有は鈍重で利己的で臆病な時代遅れのやり方。
知的財産はあらゆる点で時代遅れで無意味な因習になる。

19世紀と20世紀には勤勉であることが人間の証であり、生産性の高い労働力となることが人生の目標だった。
物質的な富のあくなき探究のなかで機械となって「働くために生きる」という人生だった。
これからは「遊ぶために生きる」

 

↑ここまであらすじ。

 

資本主義とかGDPとか大きな話はあるけれど。
細かい所は、電子書籍や動画共有サイトと似ていると思う。
フリーやシェアが当然の世界で、どうやって飯を食うかのビジョンを描かなければならない。

トップダウンとか縦割りとか、人を上下で見るんじゃなくて。
横に見なきゃいけないんだと思う。

自分と他人が違うことは当たり前だし。
それに優劣なんて無い。

教師が~上司が~政府が~みたいな話は根本から違う。
全ては水平であり、自分と違うものが横に並んでいる。

与えてもらうでも与えてあげるでもない。
全体最適の中の個になる。

縄文時代は不便だったが不幸ではなかった。
彼女の手作りチョコは価格も品質も劣るが価値がある。

誰からも与えらない答えを出して。
それが自分という個であり。

全体の中でどうやって存在するか。
どうやって飯を食うか。

 

第三次産業革命は大きな話。
パーソナルファブリケーションは中くらいの話。
私の言ったのは小さな話。

ずいぶん広範囲を巻き込んで。
複数の世界で起こるんだと思う。

この本にあるのは全体の方向性で。
まだ見ぬ小さな解は無数にある。

面白い世界だ。

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