2012年11月18日

価値観の変革

人によって違う価値観。
言われて聞いて、知っているが理解はできない。
それはその人自身であって、変えられるのは本人しかいない。

 

今日は友人の結婚式に行ってきた。
とても感動した。

今まで結婚式の値段を聞いて、どうしてそんなに高いのかと思っていた。
けれど、実際に体感してみると、その金額でこれだけの感動が得られるなら安いものだと思えるようになった。
(もしかしたら今回のが凄く高級な式だったのかもしれないが)
それに関われるのならば、マリッジリングやエンゲージリングに対する意識も180度変わると言っていい。
もし、ジュエリー制作をしている人で結婚式に出たことが無い人(私のようなお子様)がいたら、是非行ってみることをお勧めする。

 

話は変わり。
今年はインフルエンザの予防接種を受けることにした。

私は注射が苦手で、健康診断の採血は毎回憂鬱だった。
自分から予防接種を受けたことは、今まで一回もない。
けれど、最近、子供が生まれた人と話す機会があり「子供がインフルエンザにかかったら命に関わる」という言葉に衝撃を受けた。
子供だけではない、親が病気になったら誰が面倒を見るのか。
その人達と一緒にいるのならば、周囲の人も予防接種を受けておくのが正しい選択ではないか。
これも、価値観がひっくり返った話。

 

最近流行りの3Dプリンタ。
誰でも簡単に作れ、職人が不要になり、大量生産の時代が終わる。といった記事を目にする。
3Dプリンタを体験したことのある人なら考えるまでもない、、、苦笑いしか出ない。

 

モノづくりに関わっている人は、それについてたくさんの事象を知っている。
同じもの、同じ品質、同じ価格でも、違うものが見えている。

大切なものは、物体でも情報でもなく、体験。
スティーブ・ジョブズは、製品ではなく体験を売っていたという。

体験は、日常を見る価値観を変革することができる。

何が大人で、何が子供なのか。
それはその人自身の、体験の違い。
体験した人と、そうでない人とでは、同じ環境でも違うものを見ている。

 

これこそ、モノづくりの求めるべきところ。
第三の産業革命それそのもの。
高品質低価格に変わる、価値の鍵ではないかと思っている。

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