2013年8月19日

RepRapミーティング

というものに行ってきました。
主に、atomとMendel。
他にも初めて見る機種に触れることができました。
驚いたのは、全部自分のよりキレイだったことです。

 

自分は今まで、3Dプリンタは精度が悪いものだ。
サポートや積層をヤスリで削るのだから、精度は悪くて構わない。
精度が悪くて当たり前、直せないものだ。
プリンタは手を加えられない固定されたものであって、造形した後のアナログな仕上げこそ必要な技術だ。
そう思っていました。

 

しかし、今日会った方々は違いました。
精度を良くするには、キレイに出力するにはどうしたらいいか。
数えきれない試行錯誤を繰り返し、法則を見つけようとしていました。
造形物を見て、何をどうしたら改善できるか予想できる人達でした。
熟練の職人技です。

 

私は以前から、3Dプリンタを最も有効に使えるのはアナログの職人だ。
そう言っていました。
3Dプリンタは魔法の箱だとか、職人が要らなくなるとか。
そんなのは大嘘だと知っていると思いますが。
3Dプリンタは旋盤やフライス盤と同じ工作機械ですから。
それを扱う職人が居ても、何らおかしくありません。

 

今はまだ、たった数年ですが。
これは、新しい職人の形に違いないと思います。
機械と電気とプログラム、モデリング、ヤスリも塗装も。
その中のどれか一つ、あるいは複数。
新しい職人は、業種や業界、ジャンルの壁をぶち抜いた存在です。

 

さて。
今日得た情報をもとに、さっそく3Dプリンタの改良にかかろうと思います。
面白い話もたくさん教えて頂いたので、ジャンジャン勉強しなければいけないことが増えました。

 

今回のミーティングは、私の価値観をひっくり返すようなものでした。
RepRapを知れば知るほど、その凄さが判ってきます。
(詳細は後日書きます)
ですが、それがそっくりそのまま、私の求めているものではないと感じました。

 

3Dプリンタは珍しいものではなくなりました。
帰りにヨドバシカメラでCubeという機種を見てきました。
新しい時代の変化、職人の在り方の変化、価値観の変化。
その中で、環境に合わせなければならないもの、そうではない根源的なもの。
努力しなければならないのは当然として。
改めて、詰めが甘いことを実感させられます。

 

価値とは何か。

 

今、何をすべきなのか。

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