2014年11月9日

モノづくりと料理

最近、料理を始めた。
人は、食べなければ死んでしまう。
だから、必ず食べる。

私の場合は、作りが目的になっている節もあるが。
まずは自分が食べるために作る。
けれど、一人分では材料が余ってしまい作りにくく、すぐに他人に食べてもらいたくなる。

材料、料理する人、食べる人。
モノづくりで言えば、材料、作る人、使う人だ。

 

食材や道具の質、作る人の技術も必要だが。
それ以上に、作る人の想い、行いが重要だ。
美味しいものを食べたい、食べる人に喜んでもらいたい。
それが無ければ、料理なんかしないでインスタントで済ませるだろう。
もし栄養を全て錠剤で摂れるようになっても、料理は無くならない。

モノづくりの物が器であるように。
料理もまた器。
見るべきは内側にある価値。
価値とは行い。
作る人と食べる人の行いこそ、器に込められた価値だ。

良い材料を使い、上手な腕で料理をしても、食べる人が居なければ価値は無い。
嫌な思いをして作らされたなら、それもダメだ。

作る人が楽しいこと。
食べる人が楽しいこと。
もっと広げれば、野菜を育てる人、トラックで運ぶ人も含む。
片方が苦しむゼロサムゲームではない。
トータルの幸福を増やす、幸福の生産。
料理もモノづくりだ。

身近にあり、誰でもでき、誰でも判る。
だが、やらなければ判らない。
価値とは行いなのだから。

Do it yurself.
Do=やれ。

 

3Dプリンを作ってみた。
1度に4個も出来てしまうのだが、全部自分で食べましたw
食べる人が居なければ、器の中の価値が足りない。

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