2015年1月24日

自信とは何か

私は自信というものが理解できなかった。
自信と能力とは関係なく、物事の可否は自信によって左右されないものだと思っていた。
自分は正しい、などと思い上がることは間違いであり。
自信などというものは不要である。

 

思い上がるな、自信を持て。
媚びへつらうな、謙虚でいろ。
では、自信と思い上がりの違いはいったい何だろうか。

この前、アカギというアニメを見た。(大金を賭けて麻雀をする話)
私は競馬もパチンコも宝くじすら買わず、ギャンブルには無縁なのだが。
アカギを見て、賭けるというのがどのような行為なのかを考えた。

 

1+1=2
当たり前と思うだろう。
では、それに1億円を賭けられるだろうか。
1億円を賭けるとなった瞬間、例えば「田んぼの田」である可能性を考える。
「+」と「=」が全角文字で書かれていることに意味があるのではないかと考える。
実は、見えない文字で別の数字が入っているのではないかと考える。
実は二進数で「10」になるかもしれないと考える。

簡単なようでいて、実は真面目に考えていない。
学校の先生に習った通りに覚えているだけで、自分の頭で考えていない。

 

自信は、考えて考えて考え抜いた先にある。
コストを支払って、犠牲を払って、努力をして得るもの。

自信が無いのは、代償を支払っていないから。
努力が足りないからだ。

 

思い上がりは、支払いよりも過剰な見返りを求めること。
媚びへつらいは、見返りよりも支払いが過剰に少ないこと。

自信は、見返りよりも多くの努力を積み上げていること。
謙虚は、積み上げた努力より多くの見返りを望まないことだ。

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