行動が価値ならば

久しぶりに図書館へ行った。
インターネットが無い時代、よく図書館に行った。
子供のころよく借りたのは、物語ではなく工作や動物の本だったと思う。
冒険図鑑という本が好きで、今でも同じ本が置いてあった。
昔から変わっていない。
では、私は成長したのか。あれから何をしていたのだろうか。
価値を積み上げたのなら、それだけ何かが変わっているはずだ。
だが、変化は感じなかった。同じようにワクワクした。なぜか。

本に書いてあったのは、割り箸や段ボールの工作。
3DCADで自動車の仕事をしている今、それはとても簡単なように見える。
それを見て、子供の頃の私は行動した。だから価値が積み上がった。
子供の頃、毎日がワクワクして成長していったのは、行動したから。
大人になった今はどうだろうか。
あれこれと難しいことを考えて、行動しない。また今度と先延ばしにして辞めてしまう。
ワクワクや誘惑に貪欲さが無い。

1日24時間、同じ時間を過ごしているのに差がついてしまう。
行動の内容よりも、行動することが重要なのだ。
そう、行動できるまでハードルを下げればいい。
それが出来ないから、行動できないのだ。

下手くそでいい。些細なことでいい。
行動こそが価値。
価値を積み上げろ。