2016年6月5日

物体は負債

本を自炊している。
裁断し、スキャンし、PDFにするのは結構疲れる。
薄い雑誌はスキャナに詰まるし、袋とじは切るところが増える。
ハードカバーはスキャンできないし、栞やレシートは取り除かないといけない。
印刷する前はデータだった。と考えると余計に疲れる。

古本屋に持って行っても5円にしかならない。
ゴミ箱に捨てたほうが時間もガソリンも食わなくて済む。
惜しい本は近所の図書館に寄付することにした。

 

冷蔵庫と洗濯機を捨てる。
買って2年しか使ってないので、売れるかと思ったが甘かった。
数カ所に見積もってもらったが0円以下。ゴミ扱いだ。
リサイクル料金が余計にかかる。
乗用車に乗らないから、出張費がかかる。運送費がかかる。
こんなに面倒だとは思わなかった。

 

ベッドを捨てる。
回収業者に頼んだら、軽トラ乗せ放題プランとかで数万円かかる。
電動ノコギリでバラして乗用車に積めればいいのだが。
それでもゴミ処理場に持って行って数千円払わないといけない。

 

お世辞にも綺麗とは言えない部屋に住んでいる。
ほとんどゴミばかりだ。

物は買った瞬間に価値が下がり。
保存、修理、運搬、廃棄に金がかかる。
クラシックカーや、貴金属でない限り、物を売ることはできない。

 

物体は負債。

 

物なんか無いほうがいい世界で。
製造業、モノづくりは、何を作ればいい?

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