2018年9月14日

ノミとコップ

知っている人も多いだろう。

ノミは高くジャンプできるが、コップを被せてジャンプを妨げると、コップを外しても低くしか跳ばなくなる。

自分の限界を勝手に決めず、チャレンジしてみよう。という話だ。

 

私は今日、水道の水を口に入れて、それから吐き出した。

その瞬間に、この話を思い出した。

日本は水道水が飲めるのが当たり前だが、中国では飲めない。

中国に3年住んだ私は、水道の水を吐き出す癖がついていた。

そしてそれが、悪い話ばかりではない。とも思った。

 

水道水が飲めることは素晴らしいが、飲めなくても死ぬわけじゃない。

絶対必要だと思っていても、実は無くてもどうにかなったり。

ミネラルウォーターやウォーターサーバーはなぜあんなに店に並んでいるのか判らないが。

要らないと思っていても、実は意外と良かったりする。

 

ノミが高くジャンプできるのは凄いことだが。

高く跳べることが必ずしも良いことか?必ずしも必要なことか?

思い込みは壁であり、見えない壁だ。

 

私はいつも、この手の話に対して、逆の解釈を考える。

コップより高く跳ぶことは必ずしも必要ではない。

その労力を別のところに回すことができるんじゃないのか?と。

0 件のコメント: