ワークライフバランスという言葉に違和感がある。
という記事を多数みかけて読んでみたのだが、まだ腑に落ちない。
まず、私の感じた違和感は「ワークライフバランスがネガティブに聞こえること」だ。
基本的に、ワークライフバランスを叫ぶのは、仕事をやり過ぎているとき。
つまり、仕事を減らそうという意味合いであることが多い。
それを企業側から見ると、仕事に積極的ではないという捉え方になり。
ワークライフバランス=やる気が無い=ネガティブになってしまう。
だから、なんとなく言いにくい感がある。
内閣府の定めた、ワークライフバランス憲章では、以下のように言われている。
・就労による経済的自立が可能な社会。
・健康で豊かな生活のための時間が確保できる社会。
・多様な働き方・生き方が選択できる社会。
私なりに解釈すると。
・フルタイムの終身雇用or無職じゃなくて、バイトや派遣も使って労働力を確保しろ。
・バイトや派遣も、ちゃんと飯が食える状態にしろ。
・豊かな時間を失ってまで仕事したら意味無いだろ。
・長い目で見て労働力が最大化するように、健康は維持しろ。
・子育てや介護や障害や色んな事情があるんだから、選んだり変更できるようにしろ。
それ以外は理解が及んでいないのだが。
足りていないのは、企業側のメリットに対する具体的な行動だ。
例えば、コスト削減、生産性向上、企業イメージアップなど。
だがそれが労働者が意識することは難しい。
残業減らしたら給料減るじゃん。
生産性上げても給料上がらないじゃん。
企業イメージなんて俺には関係ないじゃん。
どうにも、企業と労働者の意思疎通ができていない。
ワークライフバランスとか叫んでもさ。
嫌な顔をされるだけで得が無いから黙っていよう。
みたいな社会になっているのだと思う。
でも、それ解消しないと育児はできないので。
顧客は減ります。GDPも減ります。そして日本人は絶滅します。
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