2008年11月30日

作展示販売会

ヒコみづのジュエリーカレッジ。

SAM3年生の展示販売会に行ってきました。

http://www.jewelry.ac.jp/news/2008/event_j/ag/index.html

 

すげぇ。

ウサギ、ブルドック、金魚、カエル。

造形とかデザインのレベルが高い。

 

CADが色褪せて見えました。

 

普通の店には万人ウケするようなシンプルな物が多く。

CADでできる。なんて思ってしまう(石留めは除く)

 

でも今日は違った。

癖の強い作品。

「売りたい」じゃなくて「作りたい」。

量産ができない形状とか。

一点ものでは無理そうな値段設定とか。

 

でもそこには喜びがあるはず。

 

子供の前に粘土を置けば遊ぶだろう。

ではCADがあったら触るだろうか。

 

高品質、低価格、トレンド。

CADは効率化や革新をもたらすかもしれないが。

モノ作りの本質とは全く違う位置にいる。

 

CADがすごく面白くないものに見えた。

(それを面白くするのはGoogleあたりだろうか)

 

もしも喜びが無くなってしまったら。

私はそれを「モノ作り」とは認めない。

 

喜びが無ければ、手作りでも工業製品と変わらない。

「高級ブランド」よりも「クラスメイトが作った」という方がずっと素敵だ。

 

趣味と仕事。作品と商品。「作りたい」と「売りたい」

きっと多くの葛藤があるのだろう。

 

私はその葛藤を知らない。

「私にはセンスが無い」

そう言って逃げて辞めてしまったから。

 

あそこから離れて半年経って。

自分がつまらない人間になってしまったような気がした。

 

形は違うかもしれないが、復活してみせる。

私はモノ作りが好きだから。

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