2009年5月8日

ザ・ゴール

こんばんわ。
ふょさんです。

ザ・ゴールを読んでいます。

工場長の物語です。
まだ半分くらいしか読めていませんが、感想っぽいものを。

これは私の予測ですが、1980年代にアメリカが不景気だった頃の話じゃないかと思います。

作中には産業ロボットが出てきて、自動化が行われている。
作業効率が上がっているのに工場が潰れそうになる。

これは3DCADに似ていると思いました
導入したはいいが、結果が出ない。

CADはただの道具だ。
鉛筆がマウスに変わっただけだ。
という話をよく聞きます。

ならば何が変わったのか。

その答えの一つが先日のコンカレントエンジニアリングであり、その中の要素としてCADがあるのではないかと思います。

効率を求めて分業が進み、部分最適しか見えなくなってしまった。

CADはまさに部分最適であり、手段です。

目的(ゴール)とは何か。
それを意識しなければ、ゴールから離れていってしまうということではないでしょうか。

私は以前「グローバルな分業が進む」という話を聞いて「デザインから販売まで個人で完結する」という逆の推測をしたことがあります。

ちゃんとしたロジックなどありません。
単純に「そっちのほうが面白いから」という理由です。

しかし、産業革命以前の「手作り」だった時代には一人が全体を見れていたのではないでしょうか。
全体最適が自然に行われていたのだと思います。

それが分業によって部分最適になり手段と目的がごっちゃになってしまった。

それを解決するのがコンカレントエンジニアリングです。

その先は広大なネット。
(作中にはケータイも出てこなかった)

私の勘では、知的産業革命は違う形で訪れる。

…と思う。

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