2011年5月19日

値段

お金の話には疎いです。
そういうの言うと、会社の人も見てるので。
副業してるんじゃないかとか思われると困るし。
してませんよ。

 

 

以前、3Dプリンターの造形物を見せたとき。
いくらならデータを作ってくれる?
と言われた。

「2万」と答えた。
デザインとモデリングで2日かかったから。
時給1000円で2万。

100個作れば黒字かもしれないが。
そうでなければ赤字。
商売にはならない。

 

先日も同じようなことがあり。
慣れていないのでドキッとしてしまう。

 

学生時代に「技術を安売りするな」と言われたが。
それを理解できなかった。

自分の作った物を見ると、どうしても安い値段を付けてしまう。
水増しして高く売れという考えはオカシイと思った。

 

今は少し違う。

 

100円で売るとしたら、とても気軽だ。
失敗してもいい。

1万円で売るとしたら、重大だ。
失敗はできない。

 

自分の作ったものを安く売ることは。
逃げではないのか。

 

よく言われる話が。
これだけかかったから1万円で売ろう。
ではなく。
1万円で売れて利益が出るものを作ろう。
とするべきだ。

 

それはクオリティにもあてはまるのではないか。
こんなものが出来た。売るとしたら1万円くらいだね。
ではなく。
1万円で売れるものを作る。

 

作る前に、値段を決める。

 

それでは自由な発想を阻害する。
いや違う。

自由自由と言う割に、毎回みんな似たものばかり。
1万円の商品を作っていて、10万円の商品は絶対に完成しない。

 

10万円で売れるクオリティを努力することで成長する。
100円で利益が出るように努力することで成長する。

 

文化祭で5000円で売ると決めて作った指輪は。
実際、5000円で売れた。

 

作る前に値段を決める。
これは有効な手段だと思う。

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