2011年10月11日

CADエンジニアのジュエリーな話_11

11回、「モジュール編」

 

前回の続き。

モジュールとはレゴブロックのようなものです。
決まった規格があって、それを組み合わせて物を作る。

コンデンサをハンダ付けしてパソコンを作るのは難しいですが。
マザーボードを買ってくれば、一般人がパソコンを作れます。
(作ったことないけど)

デジタル家電。
液晶テレビは、ブラウン管ほどには職人の技が要らないそうです。

電気自動車はモジュール化する。
パソコンのように。
ミニ四駆のように。

 

ジュエリーは、効率よく大量に作ればいいものではありませんが。
小さなものです。

指輪のサイズ。
腕の幅、高さ、模様、表面仕上げ。
石の大きさ、種類、石座。
表面仕上げの種類。

パラメーターは20種類もありません。

こんなふうにできたら、どうでしょう。
http://ring.shapewright.com/
(WebGLです。Chromeで動きます)

犬とか猫ではないシンプルな形ならば、スイッチ一つでCADデータを作ることが可能です。

そのまま造型機に送られ、鋳造、磨き。
決済はクレジットで、ご自宅へ配送。
あっても不思議じゃない。

作ろうとしたけど諦めた。 

 

インテルというモジュール。
Windowsというモジュール。
単品では部品でしかありませんが。

無くてはならない。
外すことの出来ないプラットホーム。
真似のできなブラックボックスです。

 

システムが万能とは言いません。
しかし、システムが得意な土俵はあります。

手作りなんて知らねーよ。
CADなんて知らねーよ。

知らないうちに、相手の得意な土俵に迷い込んでいるかもしれません。

 

日本は擦り合わせ(微妙な調整)が得意なようです。
ジュエリーで言えばオーダーメイドのようなものでしょうか。
高品質なものが作れます。

海外はモジュール(部品)の組み合わせが得意なようです。
低価格で誰にでも作れるシステムです。
システムを作れる人が支配者になります。
iTunes、Android、DELL。
いつの間にか身の回りに溢れています。

モジュールについては勉強を始めたばかりですが。
重要であることに間違いないと思っています。

 

デジタルの可能性、感じていただけたでしょうか。

「おおすげぇ!」と思ったあなた。
私に誤魔化されていますね。

「いい加減な話だな!」と思ったあなた。
ぜひともご指導をお願いします。

 

次回「コンテスト編」
01回から見たい方はこちら。

 

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