2011年10月10日

CADエンジニアのジュエリーな話_10

10回、「デジタル編」

 

CAD編では「CADは夢のツールなんかじゃない」と書きました。
けれど手作りにできないことがあります。

 

CADはデジタルです。

 

地球の裏側に形状データを送る。
材料をかけずに形を見る。
体積を計算して材料費を出す。
コピーして一部を変更する。
縦横高さを好きな倍率に拡大する。
などです。

 

アナログは、3.141592653・・・
デジタルは、3.14

単純に言えば四捨五入です。

デジタルはカッチリキッチリのようですが。

ザックリアバウト。
こまけぇこたぁいいんだよ!

ということでもあります。

 

ノギスでは0.05までしか測れません。
マイクロメータやダイヤルゲージでは0.01や0.001までしか測れません。

ニュートリノの測定には、もっと必要かもしれませんが。

ジュエリーには不要です。

ザックリアバウト、四捨五入のデジタルでいいのです。

 

文字がテキストになったり。
写真がjpegになったり。
音楽がmp3になるのと同じように。

立体がigesやobjになってネットの世界を流れることができます。

 

質量の無いビットとなって、完全なコピーを無限に作ることができます。

 

1円の寄付を1億人に頼んで歩きまわるのは大変です。
しかしネットならできます。

1個あたりの値段、価値、ビジネスモデル。
大きく変わったようです。
(私はそれ以前の世界を知りません)

 

この文字もデジタルだからこそ。
手紙を書かなくてもあなたに届いています。

 

ネットは広大だわ。

 

さて。
もう少し掘り下げて、次回に続きます。

 

11回「モジュール編」

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