10回、「デジタル編」
CAD編では「CADは夢のツールなんかじゃない」と書きました。
けれど手作りにできないことがあります。
CADはデジタルです。
地球の裏側に形状データを送る。
材料をかけずに形を見る。
体積を計算して材料費を出す。
コピーして一部を変更する。
縦横高さを好きな倍率に拡大する。
などです。
アナログは、3.141592653・・・
デジタルは、3.14
単純に言えば四捨五入です。
デジタルはカッチリキッチリのようですが。
ザックリアバウト。
こまけぇこたぁいいんだよ!
ということでもあります。
ノギスでは0.05までしか測れません。
マイクロメータやダイヤルゲージでは0.01や0.001までしか測れません。
ニュートリノの測定には、もっと必要かもしれませんが。
ジュエリーには不要です。
ザックリアバウト、四捨五入のデジタルでいいのです。
文字がテキストになったり。
写真がjpegになったり。
音楽がmp3になるのと同じように。
立体がigesやobjになってネットの世界を流れることができます。
質量の無いビットとなって、完全なコピーを無限に作ることができます。
1円の寄付を1億人に頼んで歩きまわるのは大変です。
しかしネットならできます。
1個あたりの値段、価値、ビジネスモデル。
大きく変わったようです。
(私はそれ以前の世界を知りません)
この文字もデジタルだからこそ。
手紙を書かなくてもあなたに届いています。
ネットは広大だわ。
さて。
もう少し掘り下げて、次回に続きます。
11回「モジュール編」
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