2011年10月27日

CADエンジニアのジュエリーな話_26

26回「CADは道具」

 

睡眠時間確保のため、予定を変更します。

 

CADは単なる道具。
鉛筆がマウスになっただけで。
何も変わっていない。

CADを習うと、だいたいそういう話から始まる。

デザインや設計の能力は、何一つ強化されない。
誰でも簡単にできる魔法の杖だなんて、誰も言っていない。
字が書けるだけで出来る仕事なんて無いわけで。
CADを使えれば金が稼げるなんてことも無い。

 

CADは単なる道具。

蔑みの言葉のようであるが。
私はそうは思っていない。

自動車は道具である。
携帯電話もパソコンも道具である。

それは蔑まれているか?

 

移動、通信、データ作成。
土木や電気工事も同じ。
手作りの温かみなど無くとも。
人に求められる大切なものだ。

逆に問う。
手作りの温かみがあると。
いったい何がいいのか?

 

単なる道具。
それが必要だと思っている。

 

コンビニでおにぎりを買って食べる。

それで幸せにはなれる。
だが道具にはならない。

昨日食べたおにぎりの具は覚えていないし。
セブンイレブンだかファミリーマートだかも覚えていない。

ステキな洋服を買って。
パーティーや合コンへ行って楽しい時間を過ごす。
そのための道具である。

 

それを買って、豊かになれるだろうか。
そのために、それが最終目標であってはならない。

フライス盤やボール盤は道具である。
金型も道具である。

とても高価で価値のあるものだが。
それ自体が最終目標ではない。

 

ジュエリーは何のための道具になるだろうか。

彼女へプレゼントするための道具であるならば。

ジュエリーのライバルはティファニーでもカルティエでもなく。
レストランや映画館やディズニーランドなのだ。
マフラーや手袋なのだ。

 

私の中では。
CADというソフトウェアが、ドラクエよりも楽しいと思っている。

 

単なる道具。
それを使って、何かを行う。
だからこそ価値がある。

さて、価値があるのは何だ?
目指すべき場所はどこだ?

 

 

次回「未定」
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