2011年10月30日

CADエンジニアのジュエリーな話_30

30回「CADは機械っぽい?」

 

ジュエリーでCADを使い始めてから。
ずっとそういう話を聞いている。

最近はZBrushなどのスカルプトモデリングによって。
そういう見方は減ったのではないかと思う。

現在はどうか。
ジュエリーのプロの話を是非聞いてみたい。

 

 

私がCADを始めたとき。
まだ何も知らず、CADとCGの違いすら判らなかった。

身の回りには、3Dグラフィックスの映画やゲームが溢れていた。
(FF13発売前ごろ)

だから、CADは機械っぽいという認識は初めから無かった。

 

CADは設計やデザインを行う道具で。
機械っぽくするかどうかは、デザイナーが決める事だ。

だから、CADを使ったら機械っぽくなる。
なんてのは、デザイナーの技量の問題だ。

 

CGと違うのは、その後の「CAM」の部分で。
現物を作る。ということが有るか無いか。

 

ジュエリーはCGのようなアートの属性に近い。

けれど、ジュエリーは現物を作るという部分にフォーカスされてCADに分類されてしまった。

だから、AutoCADとかSolidWorksが出てきてしまい。
温かみが無い。と言われてしまった。

そういう機械CADには、機械を設計するツールが備わっているから、そういう形になりやすい。

MayaやMax、LiteWaveが最初に出てきていれば、機械っぽいなんてイメージにはならなかったはずだ。

CADはCADでも、ライノはデザインCADと呼ばれている。
そういうツールが備わっているから、そういう形になりやすい。

 

今は、CGからフィギュアを作りたい人の話もよく聞く。
その人達は、普通にロボットも人間も作るから、機械っぽいなんていう考えは無いと思う。

 

何が機械っぽくて。何が機械っぽくないか。
両方作る人ならば、理解しているはずだ。
定義や基準があったら、ぜひ教えて欲しい。
本業に役立てたい。

 

CADだから、手作りだから。
それは理由にならない。

 

 

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