2012年4月8日

存在しない存在のプロデュース

先日、ニコニコ生放送で、蒼姫ラピス発売記念イベントをやっていた。

ここで録画したのを見られる。

蒼姫ラピスは初音ミクみたいに歌わせるソフトで、DTM(デスクトップミュージック)ソフトという。

 

初音ミクの話をすると。
ミクはソフトのパッケージとインストール画面にしか登場しない。
静止画2枚だけ、設定もほぼ無い。
ニコニコ動画に流れているネタは、ほぼ全てユーザーの創作によるもの。
発売当時は、そんなに流行ると想定されていなかったと思われる。

 

それに対し、今回の蒼姫ラピスは、いろいろ設定があって。
動画を見ると判るのだが、かなりの仕掛け人が関わっている感がある。

 

今まで、俳優やアイドルをプロデュースすることは多くても、二次元キャラクターは少なかったように思う。
そういうビジネスモデルが過去に存在しなかったからかもしれない。

 

最近になって初音ミクが(一般に)凄い凄い言われ始め。
今まで、その手に興味が無かった人までもが入り込んできた感じがする。

 

存在しない存在のプロデュース。

 

で、そこで使われる技術が。
3DモデルからのAR(拡張現実)だったり。
人間の動きを3Dモデルに付加するモーションキャプチャだったりする。

 

トヨタのCMや、Googleの広告にミクが出てきたり。
恐ろしいほど大きな企業が、ガッツリ手を出している。

過去、オタクは気持ち悪いみたいなイメージを持つ人は少なくなかったが。
これからも同じ考えでいるならば、完全に取り残されてしまうだろう。

今まさに、サブカルが、カルチャーに変わろうとする瞬間。

 

オタクにとっては、テレビで報道されるのが凄いと言ったり。
逆に、一般人が入ってくんな。と賛否が分かれるが。

私個人として思うところを言うならば。
世間で何を騒ごうが、どれだけ変わろうが、認めようが認めまいが。
勝手に流行って、勝手に廃れればいい。
オタクは好きなことをやるだけで、今までと何ら変わることはない。

 

 

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