2012年4月30日

生産者

祖母の畑を耕してきた。

そんなに広くはないけれど、一部を耕すだけで重労働。
マウスより重い物を持たない自分としては、90近い女性がやってると思うと頭が上がらない。
肥料や苗や植え方や育てる時期、とても長い経験があって。
それでもまだ新しい方法にチャレンジしていた。
少なくとも、筋力を使う部分だけは力になりたい。

 

これ以上ない新鮮な野菜。
とてもたくさん収穫できるので、いつも分けてもらう。

 

まさに生産者。

 

私達は、普段どれだけのものを生産し、消費しているだろうか。

消費より生産が少なければ、マイナスになっていくだろうし。
消費されないものを生産していれば、ゴミでしかない。

 

1日働いて出した結果は、生産であっただろうか。
貰う給料よりも、会社に貢献しただろうか。
その行為に、どれだけの価値があるのだろうか。

その価値は、毎日食べているオニギリに匹敵するのだろうか。

 

 

何百年変わっていないであろう畑仕事。

疲労は心地良く、食べきれないほどの生産物をいただいた。

 

私は毎日パソコンでいじって、何を生産しているのだろうか。

効率化を求めた果てに、生産したそれは、いったいどれだけの価値があるのだろうか。

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