祖母の畑を耕してきた。
そんなに広くはないけれど、一部を耕すだけで重労働。
マウスより重い物を持たない自分としては、90近い女性がやってると思うと頭が上がらない。
肥料や苗や植え方や育てる時期、とても長い経験があって。
それでもまだ新しい方法にチャレンジしていた。
少なくとも、筋力を使う部分だけは力になりたい。
これ以上ない新鮮な野菜。
とてもたくさん収穫できるので、いつも分けてもらう。
まさに生産者。
私達は、普段どれだけのものを生産し、消費しているだろうか。
消費より生産が少なければ、マイナスになっていくだろうし。
消費されないものを生産していれば、ゴミでしかない。
1日働いて出した結果は、生産であっただろうか。
貰う給料よりも、会社に貢献しただろうか。
その行為に、どれだけの価値があるのだろうか。
その価値は、毎日食べているオニギリに匹敵するのだろうか。
何百年変わっていないであろう畑仕事。
疲労は心地良く、食べきれないほどの生産物をいただいた。
私は毎日パソコンでいじって、何を生産しているのだろうか。
効率化を求めた果てに、生産したそれは、いったいどれだけの価値があるのだろうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿