制作作業の映像を配信しようと試みた。
部屋の掃除をして、カメラを買った。
道具も材料も充分だった。
Twitterやfacebookで宣伝することもできた。
作りや喋りが下手でも構わないと知っていた。
作るものを決めた、作り方も決めた、資料も買った。
配信方法や、ソフトも調べた。
そこで気付いた。
俺は作る人ではなかった。
モノづくりは面白い面白いといいながら。
毎日ヤスリを握っているわけではない。
ジュエリーより、手芸のような安価で設備の要らないものを作りたい。
そう言ったのは、もっと制作頻度を上げるためだったはず。
モノづくりの本質は「モノ」ではなく「づくり」。
「づくり」とは概念ではなく動詞、具体的な行動であるはず。
高品質低価格で中国と戦ってはいけない。
モノづくりのライバルは、むしろアメリカ。
あちらのルールのほうが的を射ている。
そのルールに気付かずに前時代のままでいる我々は土俵にさえも立っていない。
プラモデルでも制作キットでも構わない。
もっと。
もっと。
もっともっと手を動かせ。
さあ、そろそろパテが硬化した。
ヤスリを握るとしよう。
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