2012年7月29日

モノづくりのモノ

前回のWFは個人ブース。
今回のWFは企業ブースだった。

 

今回、机の上には商品よりも、作り方の説明を多く見せていたので。
加工の業者か、ソフトの宣伝かと思われたらしい。

 

企業ブースは趣味ではない(ハズ)なので。
「何の展示ですか?」と聞かれてしまった。

 

とっさに、物品の販売です。と答えたが。
それでは、物体を販売していることになり。
高品質低価格から抜け出せないことになる。
それではダメだ。

 

モノづくりの本質が「モノ」ではなく、「作り」だとして。

 

「モノ」を省いたとき。
何を売り買いするのか。
何をもって「売り手」と「買い手」になるのか。

 

ビジネスが成立するか否か、それによって値段が決まると思っている。
だとして、モノが存在せず商売にならないのなら、値段も存在しなくなり。
価値という概念があるのかすら怪しくなってこないだろうか。

 

そこで思ったのだ。

 

モノづくりの本質はモノではない。
しかし、モノは無くてはならない。

 

モノとは、入れ物のようなもの。
器ではないだろうか。

 

ジュースを買うとき、容器が欲しいわけではないし。
終わったら捨ててしまうもの。
それでも、容器がなければ困る。

 

モノづくりの「モノ」とは、器であり。
その中に入るのが、「作り」。

 

本質は作りにあるが、器も無くてはならない。

 

両方を合わせて、モノづくりではないだろうか。

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