2012年8月14日

アナログ

立体出力の値段は、(だいたい)機械の動く時間で決まる。
綺麗なデータと汚いデータ、同じ大きさなら値段は変わらない。

 

ではどうやったら安くなるかというと。
積層ピッチを荒くする。
そうすれば、造形は早く終わり、料金は安くなる。
(材料費は変わらない)

 

そこで積層を削って仕上げないといけない。
ついでに言うと、どんなに積層を細かくしても仕上げは要る。

 

そして、データを積層より細かく作り込む必要は無い。

 

ザックリとしたデータで造形し、手で仕上げる。
これが、最も早く安く作る方法。

 

皮肉だが。
立体出力を最も有効に使えるのは、アナログの職人だと思っている。

 

私のように、モデリングできるのが当然の世界に住んでいると。
アナログの仕上げは、とても特別で素晴らしいスキルに見える。

 

アナログの職人のスキルがどれだけあるかが絶対基準であり。
それに合わせてモデリングのクオリティを落とし。
そのぶん、早くアナログ職人にバトンタッチする。

 

だから、出力の練習はたくさん行ったほうが良い。
それから、アナログの仕上げを行なってみること。

 

そうでないと、無意味な所を作り込み、無意味な時間をかけ。
必要な所ができず、必要な時間を満たせないことになる。

 

仕事では、それは致命傷になるし。
趣味では、財布と休日が削られることになる。

 

綺麗なサーフェスを貼ったり、フィレットを通したり。
さてさて、そこに時間をかけるべきなのか?

 

エッジが残っていたとして、スポンジヤスリでババババーってやれば済むんじゃね?

 

 

 

こいつは完全アナログで。
パテ固まったら削ります~。
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