2012年12月24日

【3Dプリンタ】第9回「CAMソフト」

CAM=computer aided manufacturing
コンピュータ製造支援といいます。

名前からはサッパリですが。
2D、3DCADデータをテキストに変換するソフトです。

 

Curaというソフトを使います。

こういうものが。
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こうなります。
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このテキストを先日のNCソフトでプリンタに送信することで、造形ができます。

細かい設定がありますが、まだまだ研究途中です。

この設定を例えるなら、2Dプリンタの印刷設定です。
(画質とか、余白とか、白黒とか選べるあれです)

 

このテキストは、Gコードというコードで書かれています。

20,40,30の位置に、分速300mmで移動したい場合は。
G1 X20 Y40 Z30 F300
となります。

上の画像のEはエクストルーダのEで、材料を少しずつ出しています。
他にも、G02で右回転、G03で左回転とかもあります。

 

極論、メモ帳に手動で座標を打ち込めば、CADが無くても使うことができます。
昔、CADが無い時代はそうしたようですが。
四角とか丸でなければ、現実的ではありません。

ただ、最初と最後くらいは手で打ち込めると便利です。

 

ローカルな話ですが。
G1ではなく、G01じゃないとダメとか。
X10ではなく、X10.0じゃないとダメとか。
スペースが入っていない(いると)と受け付けないとか。
半円は書けても、正円はダメとか。
プリンタ側のソフト(CAMでもNCでもない)によって、ルールが違いますので。
Gコードだけ他のプリンタに持っていく、ということはできません。

 

当然ですが、冷却オイルを出すコードが書かれていても。
オイルを出せない機械では、オイルは出ません。

Windows8を入れてもタッチパネルにならないのと同じです。

 

ここまでで説明は終わり。
次回は、実際の造形の記事を書きます。

 

続く。

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