OOの事例についてー。みたいに書こうとしたら。
すっげ長くなったので全削除。
本書にはいろいろな事例が載っている。
それらは、かなり特別な能力がある人がやっているように見える。
ごく一部の成功者ならば、本田宗一郎とか松下幸之助とか、過去にも存在する。
それでは過去と同じ。同じなら革命ではない。
では、何が変わったのか。
革命とは何なのか。
道具が便利になった。それだけだ。
高品質低価格の果て。
便利を追求し、幸福を失った世界。
朽ちた巨木から芽吹く、小さな芽。
大企業を抜けた人と新しい道具が、新たな世界を築く。
著者のロングテールは読んでいないので判らないが。
大量生産大量消費が終わり、オーダーメイドになる。
大ヒットが無くなり、大企業が存在できなくなる。
大勢が小さなアイディアを大量に生み出し、それぞれ製品化する世界。
そのための道具は揃ってきているということ。
稼ぐことの厳しさは何ら変わらない。
環境が変わっただけで、個人が強くなったわけではない。
むしろ、組織にぶら下がることができなくなり、強くならなければ生きられないし、そのせいでギスギスした世界になるかもしれない。
そのための法整備は進むだろうし、それはゆっくり終わっていく大企業の延命処置だと思う。
それはずいぶん遠い話だし、その間にも他の革命が起きてまたひっくり返るかもしれない。
それを考えるのはあまり意味が無い。
んじゃあ、今日なにすりゃいーの?
早急に着手すべきは何だろうか。
モノづくりをすればいい。
エレクトロニクスとかプログラミングとか、難しいものではない。
紙細工でも粘土細工でも手芸でも料理でもいい。
どんな下手くそだって、くだらないなんてことは無い。
どれもこれも素晴らしい、楽しいことだ。
やらないから理解できない。
興味が無いことこそ、最もバカにしている。
やったことが無いならば挑戦すべきだし、自分で出来ないのならしっかりと金を払うべきだ。
地道な努力を軽視し、小賢しく立ちまわる夢のような近道があると思っている。そんなものは無い。
やったことが無いのに簡単だの安いだのとバカにするのは辞めてもらおう。
そのための世界を構築するには、今、あなたがやってみることだ。
料理をしてみろ。いつでも買えるコンビニ食が便利だと思う。
手芸や工作をしてみろ。世の中の物体にどんな狂った値段が付いているのかが判る。
プログラムを組んでみろ。iPhoneアプリを500円で買えることが夢のようだ。
イラストや映像を作ってみろ。DVDや書籍の素晴らしさが判る。
3Dプリンタは革命ではない。
モノづくりは簡単にはならない。
大量生産はすぐには変わらない。
職人が要らなくはならない。
製造現場は3Kだのと吹き込んだのはどこのどいつだ。
マスゴミだのブラック企業だのと言いながら洗脳されていることに気付け。
品質、価格、物量、効率。それらは世界を便利にした。
けれども、幸福にはなれなかった。
幸福さえあれば、それらは不要なのだ。
変わるのは我々である。
我々が世界である。
モノづくりをして、モノづくりを理解しろ。
それで世界は変わる。
あなたの世界を、あなたの手で変えて欲しい。
我々は幸福なのだ。
それを見る努力をしていないだけだ。
言葉遊びで終わらせるな。
今すぐモノづくりを始めるのだ。
さて。
この記事のタイトル。
メイカーズではなく、メーカーズとした。
私は、本書を読み終わる直前まで、メイカーとメーカーを関連付けることができなかった。
トヨタとかソニーとか、一般人にとって、メーカーは赤の他人。
興味のない、知らない存在でしかない。
メイカーズとは、我々がメーカーを理解しようとすることだ。
崩壊していく大樹の足元で、木を見て、森を見て。
自分自身に幸福とは何かを問わねばならない。
それこそが革命である。
ぐえぇぇ。整理されてない長文は読むに耐えない。
それでも続くよ。
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