3Dプリンタを触っていると、色々な問題が発生する。
例えば、積層の方向によって完成が違ったり。
そのガタガタを磨かなくてはいけなかったり。
高さがあると時間がかかりすぎたり。
色々と考えて工夫していくと、2.5次元に行き着くことがある。
2.5次元は、Z軸がXやYと一緒に動かない形状。
例えばこんな形。
Illustratorで書いた2Dを押し出すだけ。
積層ではなく切削であれば、3Dソフトを使わないなんてことも可能。
全体に丸みをもたせたり、カドを丸めることができないと思われるかもしれないが。
どうせ積層を落とすアナログ仕上げが待っているのだから、スポンジヤスリで適当に撫でればよい。
ふと、こんなことを考えた。
2Dでよくね?3D要らなくね?
さらには。
これプラ板切ったり粘土こねたほうが早くね?デジタル要らなくね?
もちろんデジタルや3Dの利点はある。
けれども、全部を全部そうするのが良いわけではない。
紙は2Dで、立体物は3Dだが。
紙も0.1ミリほどの厚みがあって、厳密には2Dではない。
実際、今俺の目の前には書籍が高く積み上がっている。
自動車のボディは、薄い鉄板を変形させて作っている。
どうみても3Dだが、作り方は粘土よりも折り紙に近いのではないか。
2D、3Dは何が利点で何が欠点だろうか。
それを理解しているだろうか。
3Dプリンタを使っていて、苦労して3Dデータを作ったにも関わらず。
最終的に、2D的な形状に落ち着いてしまったとき。
3Dプリンタよりもレーザーカッターが欲しい。なんて思うことがある。
カッティングプロッタ、電動糸のこ、裁縫用ミシン。物欲が尽きない。
3Dは面白い。
だが、2Dも想像以上に奥が深い。
何でも3Dに走ってしまうのは、いささか安易過ぎるのでは?と思う。
今日は一日、折り紙をして過ごした。
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