私は先日、設計図を作りたいと言った。
偶然口に出た。
偶然。と言うと軽々しく聞こえるだろうが。
具体的な完成品を描いたのは、初めてだ。
進捗はこんな感じなのだけれど。
(具体的にどうという話は後日にする)
例えば、ドリルで穴を開ける。
ピンバイスか、電動ドリルか、ボール盤か。
目分量で位置を決めるのか。
ある程度ガタを許容するならば適当でよい。
3ミリの軸を通すのに、3.5mmの穴を開ければよい。
位置が多少ズレていても、問題ない。
では、それで機能を果たすのか。
満たすには、何の設備が必要なのか。
どれほどの熟練を要するのか。
穴はどこまでズレてよいのか。
それをどうやって測定するのか。
特別な道具や材料を使わず。
誰でも作れる設計図を作りたい。
私より高い技術を持っている人はたくさん居る。
その人達は素晴らしい。設計図がヘタクソでもモノを作れるだろう。
だが私のようなヘタクソには、それができない。
懇切丁寧な組み立てキットでなければ、モノを完成させることができない。
だから、それは。
この世界は、ヘタクソな人をモノづくりから排除している。
絵は上手くなければならないのか?
歌は上手くなければならないのか?
そうでない者を弾き飛ばして、専門分野の最先端をブラックボックスに込めたところで。
その先にあるのは、高品質低価格が投げ売りされる世界ではないか。
故意ではないのは知っている。
たぶん、目的がそこではないからだ。
だからこそ私は、他の人の後を追うことはしない。
ネットが無かったら、私は3Dプリンタに触れることはなかった。
多くの人、多くの声のお陰で、私は多くの情報と物体と、価値を得た。
この経験は、凄く大きなものだ。
しかも、私のようなヘタクソでも大丈夫だ。
みんなもやってみるといい。
切削機キットを2台組み立てた。
積層の3Dプリンタキットを組み立てた。
電気の勉強をして半年以上。
機械は学校で習ったし、そこそこ関係ある仕事に就いている。
それでも、ネットに書いてることは、全然理解できない。
言われた言葉の中に、知っている単語が1つも出てこないこともあった。
自分がオームの法則すら判っていないと気付いたときはガッカリだった。
英語だってGoogle翻訳にお任せ。
公式のホームページならまだしも、ブログや掲示板は翻訳がめちゃめちゃで全く読めない。
もちろん満足していない。全然足りていない。
だが、それを悪いとは思わない。
安心安全な結果だけの世界など要らない。
結果は問題ではない。
過程こそ道。
苦労を辞めろ
努力をしろ。
私はそういう人を応援する。
品質、価格、物量、効率、速度、これでは大量生産に叶わない。
だが、それ以外の価値を生み出せるとしたら?
まだ、何も見えていない。
だが、それこそ私の望む革命。
残念だ。まともな文章にならなかった。
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