“仕事をすると、お金が貰えるんじゃない、
仕事をすると、仕事が貰えるんだ。”
ずいぶん前で、どこで聞いたのかは忘れた。
覚えているので衝撃的だったことは確かだが。
当時、意味を理解していなかった。
私は、サラリーマンだ。
決められた時間働き、金を貰う。
超過したら残業代を貰う。
実家は自営業。
自営業では、仕事は自分で作るもの。
当然だが、仕事を作る工程には利益が出ない。
放っておいて湧いて出るものではないし。
そのままでは収入も無いので飯が食えない。文字通り死ぬ。
命を賭けると言っても間違っていない。
ジュエリーの世界でも。
自分で作って、売って、デザインやブランドを考えて。
写真撮って、通販サイト作って、HTML打ってる。
みたいな人は、珍しくない。
やはり、仕事は自分で作るものだ。
金曜日は嬉しいだろうか。
月曜日は憂鬱だろうか。
受験勉強をして学校へ行って。
就職活動をして会社へ行って。
なぜそれで、「働きたくない」になるのか。
仕事を望んで、目指して、その舞台に立っていて。
なぜ文句を垂れているのか全く理解できない。
仕事があります。と言われたら。
ありがとうございます!これで飯が食える!と返すべきではないのか。
金は必要だが。
給料の数字が、自分の能力だと勘違いしてはいけない。
たとえ安くとも、次の仕事があるのなら、それは高く評価された報酬である。
ブラック企業が騒がれているが、そんなに嫌ならさっさと辞めて会社でも作ればいい。
正直、やれる気がしない。
ブラックどころではない、超ドロドロの無期限サービス残業(飯抜き)あたりだろうか。
そうならない自信がある人間は、とっくにサラリーマンを辞めている。
「安くていい」とは違う。
お金が貰えないサービス残業ならば、それは仕事ではない。
自分がどれだけ価値を生み出しているのか、等身大を正しく測る能力が要る。
その上で、安売りしてはいけない。
何が価値なのか。
本気で考えなければならない。
“仕事をすると、お金が貰えるんじゃない、
仕事をすると、仕事が貰えるんだ。”
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