2014年12月20日

行動と責任

価値とは行い、行動だ。

例えば、宅急便で荷物を運ぶとする。
トラックで運ぶという行動。そこに価値がある。
だが、それは誰がやっても同じだ。

では途中で紛失してしまったらどうするのか、予定の時間に届かなかったらどうするのか。
謝罪して料金を払ったりする。

運ぶという行動は同じでも、約束する保障するというのが入れば料金は上がる。
それは付加価値になるはずだ。
だから、行動に加えて責任を負うことで、価値を上げることができる。

大きな企業は責任を多く背負っているので、違法なことをしたら立ち行かない。
問題が起きても返金する余力がある。
だから、客側はそれなりの対応を期待でき、多くの人がチェーン店で飯を食べる。

全く同じ仕事をしていても、嫁と子供が居る人はそうでない人に比べて覚悟が違う。
その覚悟は、明らかに結果に影響する。

 

何かを得るには、同等の代価が必要。
(鋼の錬金術師)
何も失う覚悟のない者は、何も得ることはできない。
(進撃の巨人)
不満があるなら自分を変えろ。それが嫌なら目と耳を閉じ、口をつぐんで孤独に暮らせ。
(攻殻機動隊)

 

政治が悪いとか文句を垂れたところで、当人が何も支払わなければ世界は変わらない。
望む世界を得るためには、価値を生み出し支払わなければならない。

価値とは、行動と責任だ。
そしてこの2つに共通することは、奪えないし奪われないということだ。

「責任を負え」と他人に強要することは無意味だ。
なぜなら、自身で認識しない責任など嘘だからだ。
「やれ」と言われてやったものは命令に従っただけであり、行動であっても責任ではない。
そんなものは責任ではない。

縄文時代と21世紀の幸福が変わらない理由。
都市でもジャングルでも変わらない。
行動を支払うこと、責任を背負うこと、それが価値であり幸福なのだ。

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