2015年5月16日

価値の在り処

身の丈に合わない試練は訪れないという。

環境は問題ではなく、近道を探さないことが近道である。

誰かから貰うことは出来ず、誰かに奪われることもない。

限り有るパイを奪い合うのではなく、無限に広がっている。

価値は初めからそこにある。

だが見ることはできない。気付くことができない。それを変えることが出来るのは自分自身以外にはあり得ない。

彫刻の像は初めから木や石の中にあり、頭で思い描き、手で彫る行いをもって、見えるようにする。

無限に広がるパイは茨で覆われている。

価値は積み上げるものではなく、隠されたものが見えるようにすること。

外にあるものを中に入れる行為ではなく、器を広げる行為。

水の中に器があり、器の中の水は出すことも入れることもできない。

無限の海で、内と外を隔てる器、器を広げることが価値を決める。

 

価値は目的であり、初めからそこにある。

器は手段であり、変化させることができる。それは自身である。

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