2016年5月26日

師曰く

十五にして学志す。
三十にして立つ。
四十にして惑わず。
五十にして天命を知る。
六十にして心の欲する所に従えども矩をこえず。

 

十五は中学3年生で、義務教育を終えたところだ。
何をしたいかを考えて先に進む。
学志す。という所だろう。

三十は大人だ。
親に頼らずとも衣食住をまかなうだけの収入を得ることができる。

私は今ここにいる。
だからあと10年は、惑い続けるだろう。

 

社会人は矛盾に苦しむ。

自分で考えれば、勝手にやるなと言われ。
やり方を聞けば、自分で考えろと言われる。

特化すれば極端だと言われ。
平均的では特徴が無いと言われる。

納期を守れば品質が守れず。
品質を守れば納期が守れない。

仕事があれば家庭に戻れず。
仕事が無ければ家庭を持てず。

矛盾している。
正しい答えなど無い。
だから、一人前の大人が惑う。

あと10年して惑わなくなったとき。
頭の硬い老害などと言われるようになるのだろう。

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