2016年5月6日

物体からの脱却、続き

キャリーバッグ1つで生活することは可能だ。
我々が生きるのに所持しなければいけない物体は、それほど多くない。

けれど、では実際やってみてどうだったか。
ハッキリ言う。つまらない。

 

もちろん人によって違うだろうけど、特に私は物体に依存した趣味がほとんどだった。
工具、材料、そういったものを揃え直さないといけない。
ダイソーがあるから適当なものは揃うが、まあ適当なものだ。

あとは土地に依存したものも出来ない。
トマトやピーマンを育てることができない。
(実家でせっかく植えたのに収穫を見届けることができなかった)

 

それらは無くても生きていける。
だが、それはとてもつまらない。
人と喋ったり、新しい土地を観光したりするのが好きならいいだろう。
サッカーやバスケットを楽しむのもいいだろう。
だが、私にそのような趣味は無い。

 

キャリーバッグの中に足りないもの。
それは、娯楽だ。

 

物体を失くした私は、娯楽を探すことにした。

例えば電子書籍。
Amazonならば、中国でも日本の電子書籍を買うことができる。
日中にDLしておけばさほど重くないし、なによりも物理的に軽い、
PDFで自炊したものを日本から持ってくることもできる。
それまで電子書籍に慣れなかったが、必要に迫られれば出来るものだ。

 

インターネットは遅すぎて、画像や動画はストレスがある。
だが文字なら問題ない。
自炊したテキストと併用し、勉強をすることができる。
(これは頓挫したが、環境のせいではなく私個人の問題)
他に誘惑が無いから、ある意味集中できて良い。

 

話は逸れるが、アレなDVD店があり、アレなDVDが格安で手に入る。
アレが何であるかはお察しだ。
そこで必要なのはDVDプレイヤー。物理的にさほど大きなものではない。
(ちなみに私は買っていない)

 

私は娯楽の多くを物体に頼ってきた。
この娯楽を電子化することができれば、世界中どこででも楽しい生活を送ることができるのではないだろうか。

それこそ、デジタルを手段として、価値(目的)に到達することだろう。

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