2018年7月16日

働き方

どこで聞いたのかは忘れたが。
働き方なんちゃらとかいう本は、昔は少なかったそうだ。
今ではずいぶん興味の対象となり、書籍が増えたのだそうだ。
転換点である。
 
私はマスコミは好きではない。
しかし、ブラック企業、過労死、自殺を大々的に報じる点は応援したい。
いいぞ。もっとやれ。
 
思うに、日本人は無職やリストラを恐れすぎである。
 
中国の話をしよう。
中国には正社員が無く、全員が契約社員かアルバイトだ。
(一部の公務員を除く)
だからなのかは判らないが、勤続年数は短く2年3年で普通に辞める。
そして半年ぐらい無職でいることは、珍しい話ではない。
その間どうするかというと、親戚や家族に食わせてもらう。
その代わり、親戚や家族との繋がりは非常に大切にする。
 
友達が遊びに来るから休暇が欲しいとか。
家族が病気になったから1週間休むとか。
家族に反対されたから転職するとか。
日本人から見ると驚くような理由で仕事を休む。
会社組織というものを、全く大事にしない。
 
けれど、交換経済、贈与経済、貨幣経済の3つを考えてみると。
日本人は貨幣経済しか考えていない。
家族や友達を大事にして、もし無職であっても贈与や交換で食っていくと考えれば。
リスク分散という意味で日本人よりも賢い。
 
つまるところ、日本人は無職やリストラを恐れ過ぎている。
だからそこに漬け込まれ、足元を見られ、業務を詰め込まれるのだ。
 
私はこう考える。
ブラック企業は許せないと思うけれど、労働者にも問題がある。
労働者が、無職やリストラを恐れる、その気持ちの集合体がブラック企業だ。
 
嫌なら辞めればいい。
しばらく無職でもいいか。
リストラされても問題ない。
大勢がそう考えていれば、ブラック企業なんて存続しない。
 
私は中国に3年居たが中国に詳しいわけではない。
中国に行って、日本を判るようになったのだ。
 
人生、楽しまなければ損である。
その責任は誰も取らない。背負うのは自身のみである。
 

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