とある方々と出会って、中国語熱が再燃した。
そして、中国語学習カードの作成が始まる。
まずは1枚に漢字一文字を入れてテストプレイをした。
UNOと同じ構成なら、ゲームバランスを考えなくていいだろうと思っていた。
しかし、中国語を表記すると、中国語に目が行ってしまう。
都度ゲームが止まり、時間が長くなってしまうのだ。
ゲームを長引かせる原因の、ドロー系を無くすとか、組み合わせを減らすとか、最初の手札を減らすとかを試した。
色々なパターンでテストプレイを繰り返す。(一人で)
さらに様々な問題が浮上する。
・1枚に一文字でいいのか?
・絵も入れたらどうか?
・母音12種類だと3セット作らないと全種をコンプリートできない。
・印刷は?ラミネート加工する?
・どこに外注するか、売値は?そもそも売るのか?
そのような問題に右往左往するうち、もっと致命的な問題にぶち当たる。
俺は中国語を判っていない。
そう、前に書いた例外(むしろ基礎の基礎すら)を、俺は判っていなかった。
万事休す、非難轟々である。
だが、正直俺はこう思っていた。
「間違っててもいいじゃん」
完璧じゃないとリリースしないってのは日本人的だ。中国ならズタボロでもリリースする。製品の良し悪しは客が決めるものだ。
そもそも、日本人だけで完璧な中国語などどうせできるはずがない。
俺はそう思った。
だが、俺の間違いは度を過ぎていて、残念ながら受け入れられなかった。
そもそも俺の目的は何だったか。
・「話す」理由を作ること。
・35×4種類の母音を網羅すること。
・製品を売ること。
私にとって、全種類が揃い、販売できる状態でなければ、現状の試作と同じだ。この先をやる意味が無いのだ。
しかし、俺の実力ではどうにもならなかった。
中国語を理解し、チームを束ねてプロダクトを作るだけの能力は俺には無い。
そんなことを一朝一夕にできるほど簡単ではない。
やれることは1つである。
できる人に全てを投げる。
俺は無責任にも全てを投げ出して、他人に丸投げした。
思い返せば最悪である。
そうしてメイカーフェア深セン当日を迎える。
ここで展示品の画像を載せることはできない。
なぜなら、俺はそれを投げたからだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿