2019年10月13日

中国語の話_4

中国語教室に2年程度通っていた。
(というフリをしていた)
 
曲りなりにもHSK3級の合格を目指して、教科書を履修していた。
もちろん良い教材と良い先生に恵まれて、真面目に勉強をした。
(というフリをしていた)
 
週1回2時間という短い時間で、明らかに足りていなかった。
しかも家で復習をしないから、前回の復習に時間を使ってしまう始末だった。
俺は留学に来ているのではない、仕事をしに来ているのだ。
だから、本業を疎かにすることはできない。
(という言い訳をしていた)
 
しかし継続できたのはポーズ以外の理由がある。
俺は文系教科が大の苦手で、今まで散々避けてきた。
だからこそ、明らかに頭の普段使っていない部分を使っているように感じた。
当時社畜であった俺にとって、気分転換として最適だった。
 
それを最も感じたのは、文章を読むときだ。
先生が文章を読んで、それを復唱する。
俺は、3単語以上の文章を復唱できなかった。
俺は、直前に話した3単語を覚えることができない。
真面目に、脳の病気かと思ったほどだ。
 
それほどに、普段と違う脳を使う。
これは何かを掴むきっかけになるに違いないと思っていた。
だから、モチベーションの無いポーズでも継続ができたのだ。
(ちなみに20時間で3000元、当時のレートで1時間3000円程度だ)
 
ここまでネガティブなことを散々書いてきた。
だが、4年経った現在でも中国語の勉強は継続している。
 
それは何故か。

0 件のコメント: