机上の空論ではなく、現場、現物、現実を見ろ。
製造業を中心に使われている考え方だ。
それはその通りだ。
間違いなく正しい。
だが私は三現主義を否定したい。
現場は、その場所に行かなければならない。
現物は、その物を見て触れなければならない。
それはつまり、通勤をしなければならず。
仕事の都合で住む場所や生活を制限されることに他ならない。
机上の空論だということは判る。
だが、本当に三現主義は必要だろうか?
私は設計者だ。
設計者は現場と物を見なければならない。
だが、常に現場や物に触れられるとは限らない。
見たことが無いからできません。
聞いたことが無いからできません。
そんなことを言っている設計者はいない。
やってみなけりゃわからない。
ならば、やってみれば判る。
やってみれば、誰でもわかる。
そんなのは設計者じゃない。
やる前に判っていなければ、設計者に価値は無い。
本当に見るべきは「現実」ただ一つではないだろうか?
(その現実も、VRやディープフェイクで曖昧になりつつあるが)
リモートワーク、シミュレーション、CADもCAEも、ある意味で虚構である。
現場と現物が無いとしても、現実を見抜く必要がある。
それが設計者の仕事である。
私は三現主義を否定したい。
見るべきは「現実」ただ一つであるように思う。
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