3Dプリンタで狭い範囲を造形しようとすると、デロデロかスカスカになって形にならない。
予想だが、下の層が冷えて固まる前に上の層を積もうとするため、形状が崩れてしまう。
解決策としては、積層にある程度の面積(50x50くらい)をもたせてやることで、一層あたりにかかる時間が長くなり、硬化してから次の層に移ることができる。
このように、複数個配置することで解決できる。
とある方からのアドバイスで、冷却ファンで固めてしまうという手を知り、さっそくファンを作成。
ところが、エクストルーダの温度が下がり過ぎて材料が出なくなってしまう。
極小のファンにする、もしくはエクストルーダに風が当たらないように、覆いを作る必要がある。
ではその覆い、どのように作るのか。
例えば、薄いレンガ、タイル、セラミックのような素材だろうか。
エクストルーダは200度にもなるので、瞬間接着剤は使えない。それに耐えるセメントのような接着剤か、ボルトなどの固定方法を考えなくてはならない。
まだ試せていない。
話は変わって、材料の反り。
造形品は熱を持っており、周囲から冷えていく。
冷えると収縮するので、後から冷える中心部が、周囲を引っ張ってしまう。
結果的に、テーブルから剥がれて浮き上がってしまう。
これは、大きい(長い)ものに顕著に現れる。
また、底面積の狭い造形品の場合、テーブルにしっかり張り付いてくれず。
反りが手伝って、完全に外れてしまうこともある。
これも、とある方からのアドバイスで、両面テープを用いることで解決した。
両面テープは熱で弱くなるので、強いタイプを使用。
以前、他の方の造形物を拝見させてもらったとき、凄く綺麗で驚いた。
原因か判らないが、テーブルにガラスを敷いているそうだ。
ガラス欲しいお。。。
ということで買ってきた。
なんと200度まで耐える耐熱ガラス(鍋敷き)
両面テープでは剥がれてしまうので、クリップ(挟むやつ)で固定。
ドーナツがファンシーだ。
こうすればああなるんじゃないか?
あれがイイんじゃないか?
あれが悪いんじゃないか?
妄想は無料だ。何を考えてもいい。
だからこそ、アイディアに価値は無い。
「出来る」は妄想で、「やった」は経験なのだ。
こうしたらああなった。
どう足掻いても、事実は事実なのだ。
モノづくりのモノは嘘をつかない。つけない。誤魔化せない。
手をこまねいている場合ではない。
さっさとやってしまえば悩む必要はない。
工芸用の小さなタイルを買わなかったことを後悔した。
タイルを耐熱接着剤で固定すれば、エクストルーダを改良できたかもしれない。
などということを言っても無意味なのだ。
「やった」こそ「経験」、「経験」こそ「価値」
価値は思い悩むことではなく、行動することだ。
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