2019年10月30日

休憩

久しぶりに連続投稿して、ちょっと気持ちよかった。
 
昔の文章を見ると下手くそで恥ずかしくなるんだけど。
それは成長してるってことだから、良いことだよね。
 
今も昔もクオリティが変わらないものは、もう完成しているわけで。
それはそれでやり切った証明だと思う。
 
今更だが、俺は飽きっぽい。
何でも三日坊主で投げ出す。
この歳でようやく気付いたんだけど、色々な経験っていうのはあまり評価されない。
家を建てて、料理ができて、服を縫えて、歌を歌えて、病気を治せる弁護士がいたら。
たぶん全部のスキルが使用に耐えないだろう。
 
分業になり細分化され、一つ一つが高度に特化したほうがいい。
自分の世界はトップレベルで、周りは全く見えない。
そういうのが嫌だから、色々と手を付けて、すぐに投げ出す。
結局、それではダメなのだ。
 
知らないものは知らない。
全部を見ることなんて、端から無理なのだ。
餅は餅屋としてプロに任せればいい。
 
自分の領域には絶対の自信と責任を持ち、他の領域には敬意を表する。
どれだけ文明や科学が発展しても、人一人ができることなんて原始時代と変わらない。
等身大を見て、地に足を付ける。
最近は、そんな感覚がある。

2019年10月29日

中国語の話_19

終わりと言ったな。あれは嘘だ。
 
何回も言ったが、俺は語学が苦手だ。
中国語にも、英語にも、異文化交流にも、まるで興味が無い。
数字の1~10を覚えるのに1年かかるほど、外国語なんてどうでもいい。
 
だが、それは一体どういうことだろうか。
なぜ、外国語が苦手なのか。
 
仮にだ。
外国語の○○が嫌いだ。○○が✕✕ならばもっと上手く学べるのに。
というような理由が明確になれば、現状を変えることができる。
それは俺だけではなく、俺と同じように外国語にアレルギーを持った全員に対して、特効薬になるかもしれない。
 
得意なことをやるのは良いことだ。
嫌いなものから逃げるのは良いことだ。
俺は、強い相手に挑むことが必ずしも良いこととは思っていない。
 
だからこそだ。
外国語が嫌いで興味の無い人間は、一体どうすればいいのか。
それは、得意な人間には判らない。
 
前置きが長くなった。
 
例えばだ、外国語を習うとき、最初に何をするだろうか。
「こんにちは。私は○○です」
「日本人です。東京から来ました」
「これはペンです。彼はトムです」
これらは日常会話だ。
だが、日常会話、旅行で使う言葉、仕事で使う言葉、テストに出る言葉は違う。
読む、書く、聞く、話す、これらも違う能力だ。
 
旅行程度ならばスマホの翻訳機能でなんとかなる。
仕事で英語のメールを貰っても、簡単な送受信なら中学英語で事足りる。
 
そもそも、何のための外国語なのか?
「目的」が必要だ。
目的なく、ただ漠然と挨拶とか、単語とか文法とかが始まっても、やる気が全く起こらない。
 
そして目的には目標が必要だ。
HSK3級に合格するという目標があれば、600単語が必要であるから。
残り時間が半年ならば、一ヶ月に100単語、一日で3~4単語を覚えなければならない。
それが明確でないから、進んでいるのか遅れているのかすら判らない。
 
特に語学は明確なゴールが無い。
私達は日本語を話せるが、小説家になったり落語家になったりは難しい。
それらは日本語以上の何かが必要だ。
目的が曖昧なままでは、外国語を勉強しても、残念ながら目的は達せられない。
そして、進んでいるのか遅れているのかも判らない。
 
例えば、ピンインは400種類、声調を含め1600種類。
常用漢字は2000、準常用漢字が1000。
HSK3級には600単語。
そういう明確なゴールが要る。
 
経路も時間も距離も不明なカーナビがあってたまるか。
そんな状態では目的地に到達しない。
 
俺が外国語に興味が無いのは「目的」が無いからだろう。
だから例えばHSK3級で250点以上を取るだったり。
中国語トランプを作って中国人と遊ぶだったり、そういったものが必要だ。
 
さらに言えば、その目的がモチベーションを維持するだけの魅力が無ければいけない。
俺はモノづくりの人間だから、中国語トランプに興味があった。
プログラミングが好きならば、英語はできなくともプログラムのコマンドは覚えているだろう。
そうやって、興味のあるものと結びつけ、魅力の感じる目的に向けて、具体的な時間と数量と行動に落とし込まなければ、継続した学習など望めない。
判りやすい言い方ならば「モチベーション」だろう。
 
確かに、王道の言語学習メソッドはある。
だが、それで済むなら苦労などしない。
残念ながら、中学高校で習った英語がゴミカスだと感じて、外国語全般にアレルギーを持ち、日本列島という島の外側への興味がゼロになってしまった成れの果てである。
そこに風穴を開けるためには、中国語に興味が無い人による中国語が必要だ。
 
俺はド変態である。
理解などされようと思っていない。
こうやって文字を垂れ流しているのも、誰かに伝える意思など無い。
同じように、中国語をコニュニケーションだとも思っていない。
俺は人間に興味が無く、コミュニケーションなどしたくないと思っている。
言語以前の問題だ。
 
今まで自分をダメ人間だと思っていた。
だがそれは違う。(違わないが)
世の中のほとんどはダメ人間である。
だが、ダメ人間なりにどうにかしようとするものである。
堂々としていればいいのだ。
 
俺は「ニーハオ」と「シェイシェイ」しか知らずに中国に行った。
そして、話しかけられたら「判りません」と日本語で答えた。
俺が外国人で、言葉が通じないことが判ってもらえた。
それで十分だ。
下手に回りくどい言葉を並べ立ててトラブルに発展するのは、むしろ日本人同士である。
言葉など判らないほうがいい。
 
この話は長くなるから、ここで終わりだ。
今度こそ、本当に終わりだ。

2019年10月28日

中国語の話_18

あと2回くらい書こうと思ったけど。
思ったように書けなかったので今回を最終回にします。
 
中国語に触れてから1年目で数字の1~10を覚え。
3年目でHSK3級190点を取り、日本に帰国。
4年目で3級250点を取った。
次の目標は4級の180点だ。
 
ハッキリ言って超遅いと思う。
けれども、中国語とは一切関わりの無い生活の中でも勉強を続けている。
一瞬の瞬発力も魅力的だが、習慣化するのも悪くない。
 
トランプとLINEスタンプを作った。
今後もイベントで売ったりしたいし、トランプの第二弾も製作中だ。
最近は、Hello talkというアプリで、中国人と交流するのも日課になっている。
 
最後に、周囲からもらった俺への評価をお伝えしたいと思う。
 
「あなたの中国語は2文字までですね」
 
話はここで終わり。
この続きは、またいつか。

2019年10月27日

中国語の話_17

せっかく絵を書いたので、使ってみようかと思い。
LINEスタンプも作りました。
(中で絵を使い回したのは正直失敗だったと思う)

 
ここで買えます。
中国語xピンインx日本語 v1 - LINE スタンプ | LINE STORE https://store.line.me/stickershop/product/6346525/ja
中国語xピンインx日本語 v2 - LINE スタンプ | LINE STORE https://store.line.me/stickershop/product/6433706/ja
 
中国語トランプは発音を主に扱ったので。
LINEスタンプは、日常で使う挨拶。
 
これも意外と難しかった。
例えば「拜拜」を辞書で引いてみると、なんと載っていない。
中国人に聞いてみると、拜という字は四声だが、一声だという意見もある。
結局、カッコ書きで両方記載することにした。
「明白」の白も、二声か軽声かで意見が割れた。
 
他にも「很忙」の很は「とても」という意味だが、程度を表すわけではない。
だから、日本語訳に「とても」を入れるかどうか悩んだ。
 
中国語を扱うLINEスタンプはたくさんあるが、ほとんどがピンインを載せていない。
発音が地方によって異なり、正解が無いのだろう。
明確に文字に起こすと、逆に厄介な問題になる。
 
憶測だが、発音が先にあり後から声調を付けたのだと思う。
だから、手本にすべき教科書よりも実際の発音のほうが先行しているのだろう。
 
LINEスタンプは使う人も多いので、日常的にネタとするには良いアイテムだ。
絵が入ると華やかでイイ。
ただ残念な点は、中国人はLINEではなく微信を使うので、中国人には使ってもらえないことだ。
 
トランプと違うのは、材料費がかからないため利益率は高い。
けれど金額が安いのと、絵を書くのが大変なので。
利益と労力を比べると難しい商品だとは思う。
(120円で買ってもらっても製作者に入るのは25%で、さらに税金が引かれる)
 
それでも、一つの可能性として、個人的には結構気に入っている。

2019年10月26日

中国語の話_16

中国語学習トランプの説明。続き。
 
◆俺の中国語レベルが低過ぎる問題。
中国語トランプを印刷するにあたり、ガチで印刷代を支払うのでしっかりとチェックをしないといけない。
中国人に頼めばいいのだが、なんせ金が絡むので余計なトラブルは避けたい。
だから、全部辞書を引きました。
それでもまだ間違っている(俺がミスったから)
だから、全部百度に向かって話しかけました。
「◯◯的拼音」と言うと答えてくれます。テクノロジー凄い!
それでもまだ間違ってる(俺がミスったから)
そこは全セット修正液で直しました。
 
◆そもそも、なぜピンインなのか。
ピンインは文字だが、発音を表す。
つまり、文字情報から音声情報への架け橋だ。
日本人にとって漢字は馴染みがあるが、発音は判らない。
そこで、文字を音声に変換するピンインを学ぶことが、中国語への第一歩だ。
発音ができれば、最も重要な「話す」ことが可能になる。
 
◆なぜトランプなのか。
初期はUNOだったが、やはり著作権的に気になるところがあった。
トランプならば、誰にも文句は言われないだろう。
もう一つの理由が、枚数と大きさが決まっていることだ。
カードゲームを作るとなると、遊ぶ人の中国語レベルを考慮したゲームバランスを考えないといけない。それはかなり大変だ。
枚数が変わると箱の大きさも変わり、パッケージデザインを作り直さないといけない。
それらの問題は、トランプに限定すれば全て解消できる。
遊び方は最低限提示するが、基本的に使う人が自由に決めてくれというのが本当のところだ。
 
◆値段。
このトランプ、現状1000円で販売しているが、実は印刷代が1250円かかっている。
なので、売価を(切り良く)2000円にする予定だ。
52枚の中に無理やり104単語を押し込んだのも、値段相応の内容にするために必要なことだ。
 
◆実際の販売。
2019年夏のコミケで売りました。
結果、俺史上最高の売上を達成した。
(売れるほどに赤字だけどな!)
主に大学生に多く買っていただけた。
 
◆今後の展望。
最近、外国人に会う機会が増えている。
それは中国人に限らない。
そのたびに思うのだ「英語訳を入れれば良かった」
バージョンアップ後には英語を併記する予定だ。
 
◆著作権について。
中国語トランプは文字しか載っていない。
だから、簡単にコピーできてしまう。
(原価割れするから、俺から買ったほうがお得だぞ)
では独自性はどこにあるのか?
 
独自性はここにある!
今書いているこの文章こそ、製作者だけが持つ物語である。
 
この文章は修正加筆をしてBOOTHに載せる。
「中国語トランプを作ってみた話」
この文章は、中国語トランプとセット販売となる商品の一部だ。
 
もうちょっと続くよ。

2019年10月25日

中国語の話_15

中国語学習トランプが完成した。


量産しました。

解説。
これは、中国語の発音学習用のトランプです。
 
対象は、ピンインを勉強中、もしくは勉強し終わった人です。
ピンインが全く判らない人や、文字を読めない子供には使えません。
 
遊び方は、普通のトランプと同じです。
「大富豪」や「ババ抜き」などで、カードを捨てるときに単語を発音します。
(個人的には全部を一望できる「7並べ」がオススメです)
 
中国語の習得には「話す」ことが重要です。
「話す」理由や内容が無い方向けに、中国語トランプを作りました。
中国語トランプは人前で「話す」理由になります。
なんとなく誤魔化していた発音もハッキリさせましょう。
 
中国語学習者同士でもいいですが、中国人も一緒に楽しめます。
中国人向けに、日本語訳は平仮名(一部カタカナ)で表記してあります。
日本人は中国語、中国人は日本語を発音してみましょう。
間違ったらアドバイスをしたり、意味について質問して異文化交流のきっかけに使ってください。
 
トランプの数字は、26個の母音に相当します。
スペード、ハート、クラブ、ダイヤは声調に相当します。
このトランプだけで「ng系」以外の母音×声調を全て網羅します。
※「er」は「儿」のみのため除外。
※「o」は感嘆詞のみのため除外。
※「ng系」はピンインのみ(声調は網羅していません)
 
↓白い枠の母音×声調を全て網羅しています。

HSK3級相当の、2文字の単語104個を含みます。
できるだけ使用頻度の高い単語を選んでいますが、「你好 」「谢谢」のような簡単過ぎる単語はあえて省き、単語の習得にも役立つようにしました。
(一部、4級以上の単語も含みます)
(参考、HSK3級には600単語が必要です)
 
↓画像は抜粋。(全部2文字に統一した。特に意味は無い)
 
一般的なトランプ形式なので、好きなトランプゲームに中国語を取り入れて遊んでみましょう。

2019年10月24日

中国語の話_14

中国語学習カードゲームを作って、中国人の友達と遊んだ。
めでたしめでたしチャンチャン。
とはならない。
 
ようやく叩き台ができて他者の意見が聞けたのだ。
ここからが本番。
次の目標は、販売だ。
 
現状の問題点として、下記が上がった。
(面白くないので読まなくていい)
・「yi」のカードなのに「i」が使われている。(子音の有無で変化する)
・古い小説にしか使われないような単語が混ざっている。
・カードの角が尖っていて痛い。
・カードに上下があり、見にくい。
・母音35x声調4を満たすには140枚が必要で、UNO形式で3セットが要る。
・1セットの印刷代が1000円を切れず、全部揃えるのに4000円かかる。
・1セットの中に、単語が48個しか入っておらず、コスパが悪い。
・絵は最初のインパクトはあるが、ゲーム中はほとんど見ない。
 
「よく使う単語」とは何か。
古い小説でしか使わない単語と普段よく使う単語を、外国人の俺たちはどうやって見分けたらいいのか。
中国語の辞書には「常用字2500文字」「次常用字1000文字」「通用字3500文字」が載っており、新聞や雑誌の中で、常用→98%。次常用→1.5%。通用→0.5%、だそうなので。
これで判別すれば、マイナーな文字を避けられそうだ。
(注)この数は「単語」ではなく「漢字」だ。
 
中国の小学校で習う漢字が約2500、中学で約1000習うようなので。
常用、次常用とほぼ一致する。
ちなみに日本の常用漢字は約2000で、小学校で約1000、中学校で約1000を習う。
こちらも(日本の)常用漢字と一致する。
 
脱線が過ぎた。
次回、完成品をお披露目しよう。

2019年10月22日

中国語の話_13

(今回、中国語の話は出てこない。)
 
メイカーフェア深センへの道は閉じてしまった。
(自分で閉じた)
 
しかし、俺は最後の1秒までみっともなく足掻き続ける。
成果が出なくても後悔しなければいい。
 
まず、中国語単語を全面改修した。
(相当数直したし、それでも間違っているものも多かったが)
 
それから35×4枚の絵を書いた。(使いまわしがあるので実際は100枚前後)
俺は絵なんか書いたことが無い。
(大昔にペンタブを2台とペイントソフトを買って放置したままだ)
その熱量がどこから出てきたのか自分でも謎だ。
※この画像も間違っている可能性が高いので、資料として見ないでください。
 





それから、中国へ渡る前日まで、現地で印刷できる業者を探し続けた。
業者のホームページにはメールアドレスが無く、電話番号だけだった。
だから、本当に中国人2人頼んで連絡してもらった。
しかし、たったの1000~2000枚程度では、量が少なすぎて取り合って貰えなかった。
 
俺には目的が2つあった。
1つ目は、広州に居る中国人と遊ぶこと。
2つ目は、量産した試作品を中国語教室の先生に見てもらうこと。
(結局、量産はできなかったので先生には会わなかった)
 
「メイカーフェア」と「深セン」両方とも、俺の中から消えていた。
俺は、友達と遊べればそれでよかったのだ。
未だに、俺は自分が何に興味を持っているのか、よく判っていない。
 
その時の話は、前作に書いてある。
(中国語の話には一切触れず、旅行記っぽい感じで写真をたくさん載せたぜ)
「広州に3年住んだ俺が深センに行った話。」
https://fyofyo85.booth.pm/items/1058794

2019年10月21日

中国語の話_12

とある方々と出会って、中国語熱が再燃した。
そして、中国語学習カードの作成が始まる。
 
まずは1枚に漢字一文字を入れてテストプレイをした。
 
UNOと同じ構成なら、ゲームバランスを考えなくていいだろうと思っていた。
しかし、中国語を表記すると、中国語に目が行ってしまう。
都度ゲームが止まり、時間が長くなってしまうのだ。
 
ゲームを長引かせる原因の、ドロー系を無くすとか、組み合わせを減らすとか、最初の手札を減らすとかを試した。
色々なパターンでテストプレイを繰り返す。(一人で)
 
さらに様々な問題が浮上する。
・1枚に一文字でいいのか?
・絵も入れたらどうか?
・母音12種類だと3セット作らないと全種をコンプリートできない。
・印刷は?ラミネート加工する?
・どこに外注するか、売値は?そもそも売るのか?
 
そのような問題に右往左往するうち、もっと致命的な問題にぶち当たる。 
 
俺は中国語を判っていない。
 
そう、前に書いた例外(むしろ基礎の基礎すら)を、俺は判っていなかった。
 
万事休す、非難轟々である。
 
だが、正直俺はこう思っていた。
「間違っててもいいじゃん」
 
完璧じゃないとリリースしないってのは日本人的だ。中国ならズタボロでもリリースする。製品の良し悪しは客が決めるものだ。
そもそも、日本人だけで完璧な中国語などどうせできるはずがない。
 
俺はそう思った。
だが、俺の間違いは度を過ぎていて、残念ながら受け入れられなかった。
 
そもそも俺の目的は何だったか。
・「話す」理由を作ること。
・35×4種類の母音を網羅すること。
・製品を売ること。
 
私にとって、全種類が揃い、販売できる状態でなければ、現状の試作と同じだ。この先をやる意味が無いのだ。
 
しかし、俺の実力ではどうにもならなかった。
中国語を理解し、チームを束ねてプロダクトを作るだけの能力は俺には無い。
そんなことを一朝一夕にできるほど簡単ではない。
 
やれることは1つである。
できる人に全てを投げる。
 
俺は無責任にも全てを投げ出して、他人に丸投げした。
思い返せば最悪である。
 
そうしてメイカーフェア深セン当日を迎える。
ここで展示品の画像を載せることはできない。
 
なぜなら、俺はそれを投げたからだ。

2019年10月20日

中国語の話_11

中国語カードゲーム作ろうぜ。
 
と息巻き始めたのは、中国に渡ってから1年を過ぎた頃だった気がする。
ようやく1~10を覚えたあたりだ。
 
まず初めに、母音、子音、声調を整理。
その後、表に漢字を当てはめて情報整理を行った。
 
だが、それはすぐに頓挫した。
当時習った漢字は300程度(HSK2級)、HSK3級の分を含めても計600。
それに対して、表を埋めるには約1400の漢字が必要なのだ。
しかも、よく使う発音はかなり偏っていて、綺麗に表が埋まることは無かった。
※かなり初期のものなので間違っています。資料として見ないでください。 


それでも、どうにかしてカードゲームの形にしたいと思い。
声調が4個であることを利用して、UNOと同じルールを採用。
UNOは赤青黄緑x10種の合計40枚+特殊カード。
中国語カードゲームは、声調x母音10種+特殊カード。を当てはめた。
そこまでの構想を練った。
 
練ったが、そこまでだった。
なにもせず、中国語カードゲームは封印された。
結局、俺は習った単語をひたすらExcelに打ち込んでいき。
ただそれだけで3年の時間が過ぎ、俺の中国生活は終わった。
そう、俺の中国生活で「話す」ことは一切無かったのだ。
俺の中で中国語は、パソコンの中の記号でしかなく、決して人と人とのコニュニケーションに使用するものではなかった。
 
それが、2018年の夏頃、とある方々と知り合いになることで。
死蔵されたデータがパソコンの奥底から掘り起こされた。
しかも「メイカーフェア深セン出ようぜ」というとても魅力的な目標を掲げてだ。

2019年10月19日

中国語の話_10

「読む」「書く」「聞く」ことはできる。
だが「話す」ことができない。
 
話を言語学習よりも広くしよう。
 
広いと言いながら狭い話で申し訳ないのだが。
俺は記憶力が悪い。
単語3個を復唱することができない。
中学校の英単語は100回書いても覚えない。
 
だがその超ダメな状態を前提にして対策を打たなければ現状は変えられない。
 
逆に覚えているものは何か。
ポケモンの名前は300くらい覚えている。
ドラクエのモンスターの名前も覚えている。
三國無双のキャラの名前も大半は覚えている。
3Dプリンタの中国語、3D打印だって一発で覚えた。
神経衰弱だって、比較的得意なほうだった。
 
なぜか、それは興味の問題だ。
必要性を感じないものは覚えない。
理屈ではなく、俺の感情に響かないから覚えないのだ。
モチベーションが必要だ。
やれと言われてイヤイヤやるだけでは全部忘れるだけだ。
 
ならば、そう。
学習を娯楽に組み込めばいいのだ。
 
中国語を「話す」カードゲーム作ろうぜ。

中国語の話_9

今回は少し広い範囲の話をしよう。
 
中国語に限らず、言語学習全般について考えてみた。
読みとか書きとかをまとめてみた。
 

 
重要なのはインプットではなくアウトプット(話す)(書く)だ。
言語学習の教科書などでも、作文とスピーチが重要だと散々書かれている。
中でも「話す」は最も重要で難しい。
チャットやメールは機械翻訳を使える。音声の会話でも機械翻訳で意思疎通はできるけれど、ネイティブが話している感覚とは全く異なってしまう。
 
中国語を学ぶ日本人なら、漢字の意味はある程度判る。
しかし読み方は全然判らない。
 
そう、日本人にとって中国語の鬼門は「話す」ことだ。
「話す」ことが重要で、「話す」ことが足りていないのだ。
 
そこで、どうやったら「話す」のかを考えた。
ひたすらネット検索を繰り返した。
それではダメだと判っているが、それしかなかった。
 
それで、少しばかりヒントを得た。
ネット上の情報のほとんどは文字であって、音声ではない。
文字は検索できるが、音声でYou Tubeの中身を検索することはできない。
中国人とチャットをしても、全部機械翻訳に頼って、作業のようにコピペするだけだ。
 
そう、情報には「視覚」と「聴覚」があり、それぞれインプットとアウトプットがある。
言語学習をそれぞれの技術に置き換えて考えてみるのだ。
 
「聞く」
音声入力だ。そこそこの精度が出ているが、まだ複数人での会話を文字に起こすとなると、簡単にはできないようだ。
 
「話す」
ボーカロイドや、Kindleなどの読み上げ機能が該当する。不自然なことも多いが、ほぼ意味は判るので困ることは無い。
 
「読む」
文字認識(OCR)のかなり精度は上がっているが、もう一歩といったところだ。
 
「書く」
パソコンのキーボードだ。ローマ字入力とかピンイン入力とかを知っていないとできない。もしくは鉛筆を動かす。
 
翻訳の技術も含めて、これらの技術は急速に進歩してきているように思う。
言語学習は文系の専売特許ではない。
これはもうどっぷり理系の範疇だ。
 
パソコンに向かって「読む」「書く」ことは散々やってきた。
You Tubeで中国語の教材を「聞く」こともできる。
 
だが「話す」これだけができない。
これをどうするかだ。

2019年10月17日

中国語の話_8

俺は例外が嫌いだ。
嫌いなのでザックリと話をする。
 
◆5つ目の声調「軽声」
これは例外と言うほどではない。
例えば「谢谢」の2文字目は弱く発音する。
これが軽声だ。
軽声を使うケースはかなり多く、明確なルールも無い。
 
◆声調変化。
三声三声はニ声三声に変化する。
「一」は後ろの声調で声調が変化する。
「不」も後ろの声調で声調が変化する。
(面倒くさい覚えていない。知らん。ググれ)
俺は例外が嫌いだ。
 
◆複数の発音。
中国語は1つの漢字に1つの読み方。
→例外がある。
「楽」は日本語で「らく」と「がく」があるように。
「乐」は中国語で「le」と「yue」がある。
同じ変化はそこそこあり、俺の知っているのだと地名のような固有名詞に多い。
 
おおよそこんなところだ。
例外なんて覚えられないので、慣れたほうがいい。
真似して発音を覚えていけばいい。
俺は覚えてないけどな!
 
初めに挙げた「軽声」は地域差がある。
訛りのようなものだ。
だから中国人同士でも意見が割れる。
 
通常、ピンインは表記しないので書きで困ることは無い。
困ることといえば、教科書を作るときくらいだ。
 
俺は超困ったけどな!
(その話は後日)

中国語の話_7

先に断っておく。
この記事は中国語学習のためのものではない。
個人的な備忘録だ。
本当のところは、ちゃんとした先生や中国人に聞きましょう。
 
中国語には4つの要素がある。
「子音」「母音」「声調」「漢字」
(細かく言えばもっとあるが、マニアックな教科書にしか出てこないので省く)
(子音を声母、母音を韻母と呼ぶが、そのあたりも会話には関係ないので省く)


まず、母音と子音は判らない人は居ないだろう。
見慣れないのは「声調」だ。
声調は4種類ある発音記号のようなもので、声調が変わると意味が変わる。
(実際は軽声を含む5種類だが、ここでは省く)
だから、声調をしっかりと使い分けないと、相手に判ってもらえない。























「子音」「母音」「声調」これらを合わせて「ピンイン」と呼ぶ。
(日本語だと、ふりがなのようなものだ)
ピンインを覚えれば、ピンインを見て発音することができる。
パソコンで中国語を入力するときにも、このピンインを使う。
中国人から名刺を受け取ったとき、メールアドレスはピンインになっているから、名前を呼ぶことができる。(声調は付いていない)
 
しかし、残念ながら街の看板や文章にピンインは表記されていない。
だから、基礎や足がかりとしては必須だが、最後の最後までピンインに頼るわけにはいかない。
 
最後に漢字だ。
漢字は日本語にもある。
少し形が違ったり意味が違ったりするけれど、大部分は通じるものがある。
だから、中国語学習において日本人は英語圏の人よりも、かなり有利だ。
(逆に、日本語を勉強する中国人が多い理由でもある)

2019年10月16日

中国語の話_6

例外というのが嫌いだ。
せっかく理路整然と並んでいるのに何故壊すのか。
 
これは前回の母音表だ。
一番上にある「yi」「yu」「wu」これは子音が付かない形で、子音が付くと変化する。 
「一」(yi)←子音がないので「yi」
「雨」(yu)←子音がないので「yu」
「五」(wu)←子音がないので「wu」
 
「米」(mi)←子音mがあるので「i」
「女」「nü」←子音nがあるので「ü」
「目」(mu)←子音mがあるので「u」
 
これにより「i」「u」から始まる言葉は存在せず。
辞書を見ると「i」「u」が抜けていることが判る。
(iはyに、uはwに集約されている)
さらに厄介なのは、子音がjqxの場合、「ü」の点を取って「u」にするというもの。つまり「u」には下記の種類がある。・子音の無い「yu」・子音の無い「wu」・「yu」に子音が付いた「?ü」、子音がjqxの場合の「?u」・「wu」に子音が付いた「?u」 さらにだ、ここに出てくる「y」と、「yi」を混同すると収拾がつかない。(その「yi」は子音が付くと「i」に変化する) 今でこそ整理できているが、ずいぶんと苦労した。初心者にとってわけわからんのは当然だ。 話が前後するが、これらはピンインという発音記号のようなもので中国語の文字を音声に変換するために重要なものだ。中国語学習者が最初に触れるのだが、予想以上に鬼門だ。 ちなみに、ここに書いていない例外がまだある。上の表と、辞書や教科書に書かれている同じ表を見比べて欲しい。 俺は例外が嫌いだ。マジ、嫌いだ。

2019年10月14日

中国語の話_5

まずはこれを見てほしい。
 
これは、中国語の母音(erを除いて35種類)
日本語で言うと「あいうえお」に該当する。
 
見ての通り、縦軸と横軸でマトリクスになっている。
これを見て、面白いと思った。
それが中国語を勉強しようと思った最初のきっかけだ。
 
は?何言ってんの?そう思ったあなたは文系ですね。
理系はここに惹かれるんだよ。
 
中国語の発音には3つの要素がある。
母音(35種)、子音(21種)、声調(4種)
全部掛けて2840、その半分は実際には使用しないため、約1400。
 
約1400できれば、中国語の発音はクリアできる。
世の中国語教室よ、これを最初に示して欲しい。
そうしたら理系の食いつきが良くなるぞ。
 
これは発音においての話だ。
表記においては、別のルールが存在する。

2019年10月13日

中国語の話_4

中国語教室に2年程度通っていた。
(というフリをしていた)
 
曲りなりにもHSK3級の合格を目指して、教科書を履修していた。
もちろん良い教材と良い先生に恵まれて、真面目に勉強をした。
(というフリをしていた)
 
週1回2時間という短い時間で、明らかに足りていなかった。
しかも家で復習をしないから、前回の復習に時間を使ってしまう始末だった。
俺は留学に来ているのではない、仕事をしに来ているのだ。
だから、本業を疎かにすることはできない。
(という言い訳をしていた)
 
しかし継続できたのはポーズ以外の理由がある。
俺は文系教科が大の苦手で、今まで散々避けてきた。
だからこそ、明らかに頭の普段使っていない部分を使っているように感じた。
当時社畜であった俺にとって、気分転換として最適だった。
 
それを最も感じたのは、文章を読むときだ。
先生が文章を読んで、それを復唱する。
俺は、3単語以上の文章を復唱できなかった。
俺は、直前に話した3単語を覚えることができない。
真面目に、脳の病気かと思ったほどだ。
 
それほどに、普段と違う脳を使う。
これは何かを掴むきっかけになるに違いないと思っていた。
だから、モチベーションの無いポーズでも継続ができたのだ。
(ちなみに20時間で3000元、当時のレートで1時間3000円程度だ)
 
ここまでネガティブなことを散々書いてきた。
だが、4年経った現在でも中国語の勉強は継続している。
 
それは何故か。

2019年10月12日

中国語の話_3

中国語ができるようになるために。
聞くよりも話す必要がある。
じゃあ話せよ。
 
では、日本語で何か喋ってください。
そう言われて、何を喋るだろうか。
これは言語の問題ではない。
コミュニケーションの問題だ。
 
そう、ペラペラお喋りをするのが得意な人ならいい。
だが、そうでない人には課題がある。
喋る内容が無いのだ。
 
いやいや、中国に住んでいるのだから喋る機会があるでしょう。
それは違う。
 
例えばコンビニで買い物をするとき、言葉は必要だろうか。
レジの数字を見て金を払うだけだ。
キャッシュレスな中国では、微信のバーコードを見せるだけだ。
言葉なんて使わない。
 
袋要りますか?
お持ち帰りですか?
温めますか?
それ以外にペラペラ話し始めたときは、大抵宣伝広告だ。
(今なら○○がお買い得で2個買うとなんちゃらみたいな)
 
都市部の外資の外食チェーン(バーガーキングやスターバックス)なら
英語が通じる可能性が高い。
こちらがまごまごしているとカッチリ切り替えて流暢な英語を披露してくれる。
ラージとかアイスとかを英語で言えばいい。
ダークモカチップフラペチーノの中国語を覚える必要は無い。
 
タクシーに乗るときも、スマホの地図を指し示して「ジュリジュリ」と言えばいい。
「ここ」这里(zheli)
「右側」右边(youbian)
「左側」左边(zoubian)
「正面」前面(qianmian)
このくらいで事足りる。
いざとなったらスマホの翻訳アプリを使えばいい。
 
ネット通販なら百度翻訳(googleは使えない)で訳せばいい。
Amazon、淘宝(タオバオ)、京东(ジンドン)で快適な通販生活が満喫できる。
 
そう、中国語に住んでいても中国語なんか使わない。
使わなくても困らない。使う理由が無い。
 
実際、俺と同じように年単位で駐在をしているのに言葉が喋れない駐在員は珍しくない。
これが現実だ。

中国語の話_2

結果として俺は、中国に3年住んでも中国語ができるようにはならなかった。
1000時間聞くと英語ができるようになるなんて話があるが、あれは嘘だ。
 
それでも多少の単語は覚えていて使うことができる。
では、覚える単語と覚えない単語の違いは何か。
それは、実際に口に出して使っているかどうかだ。
 
周りにいる日本人は皆、中国語を口に出して使っている。
間違えてもなんでも、とにかく使うことだ。
それは日本語を学ぶ中国人も同じで、メチャクチャでも構わず外国語を使うのだ。
そうやって上手く相手に伝わった経験を積み重ねて、外国語が上手くなる。
 
出典がどこだか判らないが、こういう話がある。
100時間で3流、1000時間で2流、10000時間で1流。
その時間はインプットではなく、アウトプットだ。
 
1日8時間×365日、少なくとも2流にはなれるはずだ。
それは聞くのではなく、話さないといけない。
まさに、俺はそれをしなかった。
俺は中国で、中国語を話さなかった。
それが最大の誤りだったのだろう。
 
だが、逆に考えるんだ。
外国に行かなくても、アウトプットを繰り返せば使えるようになる。
環境に頼ろうとするのがいけない。
日本国内にいても、中国語は練習できる。
 
中国に行けば中国語が喋れるなんて甘い考えでは、俺と同じになるぞ。

2019年10月11日

中国語の話_1

2015年7月~2018年6月の間、中国で仕事をしていた。
残念ながらその間、ほとんどブログを更新していない。
 
理由は、日常生活が刺激的過ぎて、ブログへのモチベーションが下がった。
(充実しているの意、忙しいの意を含む)
 
その中の、まずは中国語について。
しばらく連続して投稿していこうと思う。
 
いきなりだが。
俺は外国や外国語に、全く興味が無い。
 
高校までの英語のテストはほとんど40点台だし、TOEICは320点だ。
(1回目が260点、二回目が320点だった)
外国なんてどーでもいいし、俺にとってストレス極まりない出来事だ。
 
だから、中国語を勉強するモチベーションなんて欠片も無い。
上司に行けと言われたから、仕方なく(ポーズだけ)中国語教室に通っていた。
それだけである。
結果として、私は社内の駐在日本人の中で、最も中国語が出来ない日本人だ。
数字の1~10を覚えるのに1年かかったほどだ。
 
世界一優秀なパスポートを持っていながら、外国に出ない保守的日本人。
まさにその典型例だ。
 
だからこそ、俺が中国語を勉強していく過程には意味がある。
ネタではない。
「出来る人」を基準にしていたら、大多数はおいてけぼりである。
 
続く。

2019年10月8日

移動時間

今、電車の中で文字を打っている。
 
私は徒歩通勤なので電車に乗らない。
今日は用事があって退勤後に電車に乗った。
 
過去、片道90分は電車に揺られていた。
満員電車に詰め込まれれば、体力と時間を消費する。
 
そして、まるで頑張っているかのような気分を味わえる。
だが、実際なにもしていない。
 
もちろん、本を読んだり勉強をすればいい。
だが、決して快適ではない。
 
引っ越しには数十万円かかる、少し贅沢な実験だ。
しかし、睡眠時間、趣味の時間、それから体力を手に入れた。
 
必ずしも通勤が悪いとは言わない。
都内は家賃高いし、結婚していれば引っ越しは簡単ではない。
 
しかし徒歩通勤に変えて、私は色々な安息を得た。
たぶんもう戻れないだろう。
 
転勤?
そうしたらまた引っ越せばいい。
 
よく、生産性という。
生産性とは何だろうか。
移動時間は何かを生産しているのだろうか。

2019年10月6日

それじゃあ詰まらない

生活に最も金がかかるのは、家や車だ。
 
家賃は高いから実家に住むとか、逆に都会に住んで車を持たないとか。
冷蔵庫や洗濯機、ベッドは、運ぶ手間が大きいので引っ越すたび買い換える。
なんて勿体ない。
 
何をするかではなく、何を辞めるかだ。
辞めてみると、意外と平気かもしれない。
 
うちはロフトに寝ているからベッドは無い。
テレビも見ないので無い。
机と棚は組み立て式だ。
だから、冷蔵庫と洗濯機を除けば、レンタカーで引っ越しができる。
(本当は1回で運べるくらいに少なくしたい)
 
辞めるのは消極的なように見える。
それじゃあ詰まらない。
 
しかし、辞めてみると別のものが入ってくる。
水泳で息を吐き切ると自然と吸える感覚と近い。
 
ガスコンロを辞めればオーブンに目が行き。
電子レンジが無ければ冷凍庫を無くすという選択肢が生まれる。
(オーブンは殆ど使わなかったので、結局レンジにした)
 
親の世代では冷凍食品はあまり良くないみたいな評価だったが。
現在では違うかもしれない。
先日、ついに電子レンジを買ったので冷凍食品の可能性を探っていきたい。
今やっているのは、朝ごはんをたくさん食べる試みだ。
 
こっちの常識はあっちの非常識。
昨日までの常識は、今日はもう違う。
昨日の株価で、今日の株を買うことはできない。

2019年10月5日

なぜ給料が上がるのか2

※全て妄言です。

なぜ同じ年齢同じ能力でも給料に違いがあるのか。
 
例えば、同時に入社した同年代で同じ役職なら、給料はほぼ同じだろう。
しかし、中途入社ならば給料は違う。

なぜか、それはそういう評価システムだからだ。
○○の給料は✕✕というように、機械的に決められている。
その制度に比べれば個人の能力なんてのは誤差の範囲でしかない。
なぜ決められているかというと、イチイチ評価するのが手間だからだ。
要するに、能力や成果を評価するのは、面倒くさいからやらない。
 
ゆえに、能力がどうこうではなく、会社の制度が給料を決める。
そしてその制度は、能力なんて曖昧なものは見ていない。
例えば営業なら売上や利益で数字が出るが、数字の出ない仕事だってある。
それらが複雑に絡み合った経験を評価するなんてのは、不可能だ。
だから「給料は、次の日に出勤するための一般的なコスト」に落ち着く他はない。
 
学歴の高い人=能力が高い人ではない。
しかし「書類上は優秀であることの証明」であるから、人事としては言い訳が効く。
書面を見て判断したのだから、問題が起きても俺のせいじゃない。と言える。
だから採用される率が高い。
 
そうすると、学歴の高い人はもっと給料の高い会社に移ってしまう。
移ってしまえば、次の日に出勤してこない。
ゆえに「給料は、次の日に出勤するための一般的なコスト」なのだ。
 
「こんな安い給料じゃ働きたくない」
大勢がそう考え、行動に移すならば、次の日に出勤するための一般的なコストが上がる。
それが昇給なのだ。
物価は人件費に影響され、人件費は物価に影響される。
その根源は「こんな安い給料じゃ働きたくない」という気持ちであり。
だから、景気の「気」は気持ちの「気」である。
 
ではどうやって給料を上げるのか。
まず、一般的なコストを意図的に操作することは不可能だ。
それは個人がどうこうできるものではない。
「売上が増やせないなら、コストを下げればいい」
給料は「一般的」なコストであるから、一般的よりもコストを下げればよいのだ。
例えば車を買わないなどで、相対的に貯金できるようになる。
それでは給料は上がらないが、生活にゆとりは生まれる。
得意なことを仕事にするというのも「一般的」よりもコストを下げる方法の一つだ。
 
私は引っ越して電車通勤を辞めた。
満員電車に詰め込まれるのは「一般的なコスト」だが、私にはそれが無い。
だから、肉体的精神的、それから時間的に有利だ。
 
一般的だとか当たり前だとか、そういう常識は思い込みである。
車を買え、家を買え、結婚しろ、綺麗な服を着ろ。
それらは確かに満足を高めてくれる。
しかしそれは一般的な話であって、個人に合致するかどうかは別の話だ。
それに、大方そういうのは商業的な宣伝広告だ。
そんなものに踊らされていては、ゆとりなど生まれない。
 
近年、大ヒットが生まれにくいと言われている。
テレビや新聞で大々的に宣伝広告を打てば、爆発的に売れるなんてものが。
いにしえの世界にはあったらしいのだが、俺はそれを知らない。
たまに「納豆は体にいい!」みたいな番組が放送されると、次の日は納豆が売り切れになるという。
それこそ、一般的なコストであろう。
そういった踊らされる側からいかに抜け出すか。
それが、豊かさに繋がるものではないだろうか。
 
今まで書いた話は、全てサラリーマンの話だ。
フリーランスや自営業はその限りではなく、真に「価値の対価」が求められる。
(もちろん、例外も多々あるけれど)
 
やはりというか、当たり前な結論にたどり着く。
「何に価値があるのか、自分で決めろ」
測られる側ではなく、測る側になりたい。

2019年10月3日

なぜ給料が上がるのか

年収を上げるために、スキルアップとかキャリアアップとかと言われる。
 
単純に考えれば、経験や能力を上げて多くの結果を出せば給料が上がるように思う。
 
しかし実際は少し違う。
マルクスの資本論を読むと、給料の決め方は大勢が思っているものとは異なる。
 
素人の解釈だが。
「給料は、次の日に出勤するための一般的なコスト」
例えば、食事や住居のためのお金、睡眠の時間、衣類や健康保険。
他の会社に移ってしまわない程度にモチベーションを保つ福利厚生。
それらのうちの一つが給料だという。
 
中国よりも日本のほうが人件費が高いのは。
中国人より日本人のほうが優れているわけではなく。
日本のほうが物価が高いからだ。
 
そうすると、給料の上がる理由は能力ではなく。
「結婚して家を買うような年齢になっているから」だ。
 
しかしそれでは、給料の額は、価値の生産とは何ら関係が無いことになってしまう。
では、意図的に給料を上げることはできないのか。
では、同じ年齢でも給料に違いがあるのは何故なのか。
 
少し長くなったので、続きは次回。

2019年10月2日

文字を書く

リハビリのため、しばらく駄文を垂れ流すことにする。
 
私は活字中毒だ。
例えば食品のパッケージに書いてある説明書きとか、ポスターに書かれた文字をつい読んでしまう。
(しかしすぐに忘れる)
 
Twitterが好きで、休みの日はかなり長時間Twitterを眺めている。
24時間新しい文字が流れてくるTwitterは、活字中毒にとって最高の環境だ。
他にも、興味のある内容について延々とWikipediaをめくり続けることもある。
 
以前、SNSをやっていない人から「SNSの何が楽しいの?」と聞かれたことがある。
咄嗟に「タバコのようなもの」と答えた。
 
特に意味は無く、ただリラックスできるからやっている。
活字中毒という言葉と合わせて考えると、間違っていない回答だと思う。
 
私のつぶやきは約7万5千で、着々とツイ廃に近づきつつある。
(俺の中では10万以上がツイ廃だ)
そこそこ長い時間Twitterをやっていて、面白かったし辞めるつもりも無いのだけれど。
 
一定以上は時間の浪費だということも判っている。
ある程度のニュースを得ることはできるが、長く続けて蓄積するものは無い。
(ちなみに私はテレビと新聞を一切見ない)
 
Twitterはリアルタイムに情報を得るという側面が大きい。
対してFacebookは電話帳だ。(電話帳登録が無くてもメッセージが送れる)
そして、文章のアウトプットとしては、やはりBlogが一番いい。
こうやって長文を書いて思考を整理するというのは、他のツールでは出来ないことだ。
 
Blogにはまだまだ利用価値がある。
こうやって吐き出すことは、ただ読むだけの行為とは明らかに違う。
そう思っている。